【不定期コラム】16年前ぶりの異例事態となりそうな今年のオークス

今週の東京競馬場は、週末にかけて下り坂の天気予報。

道悪馬場のオークス、という言葉にあまり馴染みを感じない、という方は相当な競馬ファンと言えそうですが、実はこのシチュエーション、2010年を境に16年間起こらなかった珍しい事象であったりもします。

実に16年ぶりの道悪開催(特に重馬場以上に悪化した馬場)となれば、近年の傾向が全く機能しない可能性も大いに考えられます。

そういった意味では、今年のオークスは、何よりも前日や当日の天候、そして当日の馬場コンディションがポイントになるレース、と言えるでしょうか。

道悪馬場で行われた2010年のオークスは、オールドファンであれば記憶に刻まれているであろうアパパネとサンテミリオンの1着同着決着。

勝利インタビューで、横山典騎手と蛯名騎手が2人揃って笑顔で勝利を分かち合った光景は、オールドファンにとって記憶に新しいところ。

そのサンテミリオンは、前走フローラS(東京芝2000m・G2)1着からの臨戦だったゼンノロブロイ産駒。

当時のオークスで8人気3着と、馬券のポイントになったアグネスワルツも、前走フローラS(2着)からの臨戦だったゼンノロブロイ産駒。

ゼンノロブロイは、現役時代に、オークスと同時期、同舞台で行われる日本ダービーで2着。当時の馬場も重馬場でした。

そして、今年の出走予定馬の中で、父か母父ゼンノロブロイの条件を満たす馬は、ジュウリョクピエロ1頭のみ。

サンテミリオン、アグネスワルツと同様に、前走芝2000mからの臨戦過程で、父オルフェーヴルは、不良馬場の日本ダービー勝ち馬。

2代母ネームヴァリューは、牝馬ながらも2003年の帝王賞(大井ダ2000m・G1)を制した稀代の名馬。

母方がダート的な馬力に優れる一族であることも、道悪のオークスではプラスに働く可能性が高いでしょうか。

トリニティは、前走芝2200m戦の矢車賞1着からの臨戦過程。

前述の通り、道悪のオークスは前走芝2000m以上出走馬が俄然有利。

母ヌーヴォレコルトは、2014年のオークス勝ち馬で、ダート戦並みに時計を要した中山記念を完勝。稍重開催のエリザベス女王杯でクビ差2着に走った実績もある道悪巧者。

道悪馬場のシチュエーションであっても、能力の上下幅は少ないであろう1頭。

その他では、エピファネイア産駒キタサンブラック産駒などにも注目。

エピファネイア、キタサンブラックは、どちらもタフな馬場で行われた東京芝2400mG1の勝ち馬。

これらの血統タイプも、通常馬場より着順をあげてくる可能性は秘めています。

尚、3歳牝馬の頂上決戦オークスの最終的な見解と勝負買い目は、レース前日の夜に公開いたします。

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