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キーンランドC(G3) [最終見解]

2023年08月27日(日)
札幌11R キーンランドC

過去5年のキーンランドCは、当日単勝4番人気以下の立場から3着以内に好走した8頭中4頭が、距離短縮or前走洋芝1200mで1着or近2走以内に上がり順位3番手以内の何れかの条件を満たす馬。

また、過去5年で当日単勝4番人気以下の立場から3着以内に好走した8頭中5頭は、1400m以上の距離で勝利実績を持っていた馬。

洋芝100%馬場のイメージ通りに、1200m重賞としてはタフな経験値がアドバンテージになりやすい一戦。

シュバルツカイザーは、洋芝の1200mを連勝中。

自身の勝ち鞍5勝中3勝が1500m以上の距離であることも、今回の競馬へ向けては有利。

過去5年のキーンランドCは、前走洋芝1200mで1着のローテーションから馬券に絡んだ馬は4頭。

その4頭は、全馬が1400m以上の距離で勝利実績を持っていた馬という共通項も。

要するに、洋芝適性と1400m以上も走れる体力を兼ね備えた馬に相性のいい傾向。

父Dark Angelは、現役時代に欧州芝スプリントG1を優勝。スピードと馬力に特化した欧州型ノーザンダンサー系種牡馬。

昨年の勝ち馬ヴェントヴォーチェも、欧州芝短距離G1勝ち馬で、欧州型ノーザンダンサー系にカテゴライズされるタートルボウル産駒。

そのヴェントヴォーチェも、初騎乗のルメール騎手騎乗で変わり身を見せたように、欧州血統馬は外国人騎手との相性も水準以上。

初騎乗となるモレイラ騎手とのコンビも、プラスに働く公算が高いと判断します。

ナムラクレアは、例年期待値の高い距離短縮ローテ、1400m以上の距離にも実績を持つ馬。

父はディープインパクト系ミッキーアイル。

2020年9番人気3着ディメンシオン、2016年2番人気1着ブランボヌールも、距離短縮ローテで臨んだ父ディープインパクト系の血統馬。

また、上記2頭は何れも牝馬。

過去5年で3勝、馬券に絡んだ15頭中9頭もその該当馬と、斤量に恵まれる牝馬or3歳馬も有利のレース。

洋芝1200m戦は、圧勝した昨年の函館スプリントS以来となるシチュエーションで、当時との比較では更なる伸びしろさえ期待できる舞台設定。

56キロを背負って僅差2着だった2走前の高松宮記念(G1)の内容からも、斤量55キロで今回の相手関係であれば、まず上位争いも必至といった見解もできる1頭。

ナランフレグも、期待値の高い距離短縮ローテ。

父ゴールドアリュールは、母の父が欧州型ノーザンダンサー系Nureyev。

欧州ノーザンダンサー系血統が走るレースに強い種馬。

キーンランドCとほぼ同等の傾向が垣間見える高松宮記念(G1)も2年連続で好走。

純粋に、明らかに時計を要する外差し指向の馬場も味方になる公算も高く、持ち前の決め手で上位食い込みに期待。

その他では、舞台実績、1400m以上実績を重視してウインマーベルゾンニッヒ辺り。