近年のエプソムCは、梅雨時期の開催ということもあり、何よりもその天候がポイントに。
昨年の当レースは、重馬場コンディションで施行。
2020年は不良馬場、2019年は稍重馬場、2018年は重馬場と、過去5年中4年は道悪開催のエプソムC。
今年の天気予報は、平日の段階で曇りのち雨予報。
通常馬場か、道悪馬場か。どちらのシチュエーションも想定する必要があるでしょうか。
過去5年で唯一、良馬場で行われた一昨年のエプソムCは、3着以内を父ディープインパクト系が独占。また、そのうち2頭は近2走以内に上がり最速の実績があった馬。
通常の良馬場であれば、日本の主流血統の直線の伸びが活かされる順当な傾向も。
フィアスプライドは、ディープインパクト産駒。
近2走連続で上がり最速の末脚をマークと、一昨年同等の馬場であれば期待値の高いキャラクター。
カワキタレブリー、ヤマニンサンパもディープインパクトの血、かつ近走上がり上位の実績馬。
本質的には乾いた馬場で斬れを活かしたいところ。
また、良馬場以外の馬場コンディションであれば、欧州血統馬に注目。
中でも、父か母父にキングマンボ系、ノーザンダンサー系、ロベルト系の何れかの血を持つ馬は、道悪開催の直近4年で当日単勝4番人気以下の立場から複勝圏内に好走した9頭全ての馬が該当する特注血統。
レインフロムヘヴンは、父がキングマンボ系ドゥラメンテ、母父がロベルト系Loup Solitaireと、父、母父ともに道悪のエプソムCで期待値の高い種牡馬の血を持つ馬。
昨年の勝ち馬ノースブリッジは、父ロベルト系、2020年の勝ち馬ダイワキャグニーは父キングマンボ系、2019年の勝ち馬レイエンダも父キングマンボ系。
先行力のある欧州血統馬という意味では、ノースブリッジ、ダイワキャグニーとも親和性が高く、例年通りにタフな馬場になっても大きなパフォーマンスの下降は考え難い1頭。