近年のマーメイドSは、いわゆるスピード指向の強い傾向が顕著。
直近3年の勝ち馬は、全馬が前走3角2番手以内の先行経験があった馬。
また、4年前、5年前の勝ち馬は何れも前走1800m以下の競馬を使われていた距離延長ローテ馬。
今回の競馬を迎えるにあたって、速いラップを経験していた馬が圧倒的に有利の方向性。
また、この傾向に伴い、血統的にもスピード指向の強いタイプは特注系。
中でも、父か母父が米国型、もしくはダンチヒの血を持つ馬は過去5年で全勝。
過去の勝ち馬5頭全馬が、当日単勝7番人気以下の人気薄であることも、スピード指向の強いレースであることの何よりの裏付けと言えるでしょうか。
参考までに、今年のマーメイドSに出走を予定する馬の中で、前走3角2番手以内の先行経験、もしくは前走1800m以下出走の距離延長ローテ馬、かつ父か母父が米国型、もしくはダンチヒの血を持つ馬は以下の通り。
ゴールドエクリプス
サンカルパ
セレッソ
ビジン
ヒヅルジョウ
ビジンは、先行脚質でキズナ産駒。母の父は米国型ストームバード系のGiant’s Causeway。
一昨年10人気1着シャムロックヒルも、先行脚質でキズナ産駒。母の父は米国型エーピーインディ系Tapit。
ヒヅルジョウは、先行脚質でダンチヒ系ハービンジャー産駒。
2020年7人気1着サマーセントも、先行脚質のハービンジャー産駒。
どちらも例年の当レースで走る軽量馬であることも含めて期待値の高いキャラクター。
※最終的な見解はレース前日、もしくは当日に公開します