過去5年の新潟2歳Sは、3着以内に好走した15頭中12頭が、前走1600m以下の距離に出走していた馬。
前走1800m以上の距離出走から馬券に絡んだ馬は3頭のみ。また、その3頭は全て当日単勝3番人気以内馬。
要するに近年の新潟2歳Sは、スピード指向が強く、中距離指向の強いタイプは誰の目から見ても明らかにポテンシャルの高い馬(人気馬)を除けば、ノーチャンスと言っても過言ではない傾向。
中でも近年の注目は、前走芝1400m以下出走の距離延長ローテ馬。
過去5年で前走1400m以下出走馬は、馬券内好走馬こそ2頭に留まるも、2019~2022年の4年連続で当日単勝7番人気以下の人気薄が4着に好走というデータも。
昨年は、単勝68.2倍10番人気のバグラダスが4着。
一昨年は、単勝36.9倍9番人気のコムストックロードが4着。
2020年は、単勝43.2倍10番人気のファルヴォーレが4着。
2019年は、単勝26.7倍7番人気のクリアサウンドが4着。
前述の通り、この4頭は全て前走1400m以下の距離に出走していた馬。
また上記4頭は、全馬が父か母父ディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統馬。
当然のことながら、距離延長でパフォーマンスを上昇させる資質を兼ね備えた馬であることも重要なポイント。
参考までに、今年の新潟2歳Sに出走を予定する馬の中で、前走1400m以下出走馬は、アスコリピチェーノ、ジューンテイク、シリウスコルト、ニシノクラウンの4頭。
このうち、父か母父ディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統項目も満たす馬は、ジューンテイク1頭のみ。