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米国血統がポイントになる阪神開催のローズS

2019年以来の阪神開催となるローズS。

2017~19年の阪神競馬場で行われた直近3年のローズSは、馬券に絡んだ9頭中5頭が前走オークス(東京芝2400m・G1)からのローテーション。

また、3着以内好走馬の9頭中5頭はディープインパクト産駒

牝馬3冠レース最終戦のステップレースだけに、基本的には王道ローテ、王道血統馬が断然有利のG2競走。

尚、2017~19年のローズSで馬券に絡んだディープインパクト産駒5頭中3頭は、母の父が米国型種牡馬という共通項も。

2017年8人気1着ラビットランは、米国型エーピーインディ系Tapit産駒。

2019年6人気2着ビーチサンバは、米国型ヴァイスリージェント系クロフネ産駒。

この結果が示す通り、阪神開催のローズSは、いわゆるスピードを強化する才能に長けた米国血統馬のプラスαもポイントになりやすい傾向も。

レミージュは、阪神開催のローズSで特注ローテの前走オークス出走馬。

父はディープインパクト系キズナ。母の父は米国型ミスプロ系Gone West。

種牡馬Gone Westは、米国血統馬の中でも快速型として知られるスピードに長けたタイプ。

臨戦過程、血統構成ともに阪神開催のローズS向きと言える1頭。

ブレイディヴェーグは、母の父がディープインパクト。

前述した通り、ディープインパクトの血にプラスαで米国型種牡馬の血を持つ馬が有利という意味では、父が短距離指向のスピードに秀でたロードカナロアであることも強調材料。

近親に、2015年のローズS2着馬で、オークス、秋華賞の牝馬2冠を制したミッキークイーン。

クラシックレベルのスケール感を持ち合わせる牝系であることも、今回の競馬へ向けては有利。