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チューリップ賞(G2) [最終見解]

2025年03月02日(日)
阪神11R チューリップ賞

直近5年のチューリップ賞は、馬券に絡んだ15頭全馬が、近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績を持っていた馬。

阪神外回りコースの重賞レースだけに、何よりも末脚の裏付けがアドバンテージに。

また血統的には、デクラレーションオブウォー、ロードカナロア、リアルインパクト、ミッキーアイル、モーリス、キズナ、ダイワメジャーの産駒等々、いわゆる短距離重賞に実績を残すスピード指向の強い種牡馬の産駒が走る傾向も顕著。

過去5年のチューリップ賞で、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ8頭中6頭は、上記何れかの血統馬というデータも。

ルージュソリテールは、デビュー初戦の前走(京都芝1600m)が、上がり最速の末脚で1着。

ロードカナロア×ディープインパクトの王道クラシック血統馬で、父は言わずと知れた世界のスプリント王者。

昨年15人気3着と、高配当馬券の立役者となったハワイアンティアレも、前走京都芝1600m戦を上がり最速の末脚で勝ち上がったロードカナロア産駒。

また、母レッドオルガも芝の1600m重賞の連対実績馬で、一族にはリディル、クラレント、レッドアリオン等々、1600m重賞の勝ち馬が多数いる、日本の当カテゴリーにおけるスペシャリスト系の一族。

母レッドオルガも競馬を使う毎に上昇を見せたように、デビュー2戦目の上積みも含めて激走に期待したい1頭。

マイエレメントは、エピファネイア×ディープインパクトと日本の王道血統馬で、2代母ジャズプリンセスは欧州の短距離重賞の勝ち馬。

前走のアルテミスS(東京芝1600m・G3)では、上がり最速の末脚をマーク。

その血統背景、戦歴と共に当レース向きの典型と言えるキャラクター。

ビップデイジーは、前走阪神ジュベナイルF(京都芝1600m・G1)2着からの王道ローテ。

前走阪神ジュベナイルFで5着以内に走っていた馬は、過去5年で3勝、合計6頭が馬券に絡む特注ローテ。

血統的には短距離指向の強いタイプではないものの、まず順当に走るであろう1頭。