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中山牝馬S(G3) [最終見解]

2025年03月08日(土)
中山11R 中山牝馬S

近3年の中山牝馬Sは、父か母父がサドラーズウェルズ系、キングマンボ系、トニービン系、ステイゴールド系の括りで、複勝圏内に好走した9頭全馬が該当。

また、過去3年で馬券に絡んだ9頭中7頭は、当日単勝4番人気以下の人気薄。

欧州血統馬を中心に、いわゆるスタミナ指向の強いキャラクターが激走しやすいレース。

ホーエリートは、キングマンボ系ルーラーシップ×ステイゴールドの血統構成馬。

前述の通り父系、母系ともに近年の中山牝馬Sに実績を残す系統で、父ルーラーシップは、母の父に凱旋門賞馬トニービンの血を持つ欧州型種牡馬。

キングマンボとトニービンの双方の血を持つ血統馬、かつ芝2000m以上の距離で勝利実績を持つ馬という意味では、一昨年6人気2着ストーリアにも近いキャラクターで、例年の傾向通りに勝ち負けを期待したい1頭。

シンティレーションは、母方に欧州競馬のチャンピオンサイアー、サドラーズウェルズの血を持つ馬。

昨年の勝ち馬コンクシェル、一昨年5人気3着サトノセシルは、何れも父か母父サドラーズウェルズ系の血統馬。

いわゆる欧州指向のスタミナが問われやすいレースだけに、芝2000m重賞の勝ち馬であることも今回の競馬へ向けては強調材料。

シランケドの父デクラレーションオブウォーは、サドラーズウェルズと同系統の欧州型ノーザンダンサー系に分類される種牡馬。

母の父は日本のチャンピオンサイアー、ディープインパクト。

昨年の当レースは、父か母父ディープインパクト系の血統馬が馬券圏内を独占。2着ククナは、本馬と同じ母父ディープインパクトの血統馬。

自身の勝ち鞍4勝中3勝が芝2000mと、スタミナ指向の強いキャラクターであることも当レースへ向けては有利。