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函館記念(G3) [最終見解]

2024年07月14日(日)
函館11R 函館記念

過去3年の函館記念で馬券に絡んだ9頭中7頭は、距離短縮ローテ馬or近2走以内に上がり順位3番手以内馬に該当。

また、父か母父に欧州型種牡馬の血を持つ馬も、過去3年で全勝。昨年も父欧州型血統馬が4着以内を独占。

いわゆる洋芝100%馬場で行われる中距離重賞のイメージ通りに、総じてスタミナ指向の強い傾向が垣間見えるレース。

マイネルクリソーラは、2走前の中山記念(中山芝1800m・G2)で、上がり順位2番手の末脚を計測。

スクリーンヒーロー×ムタファーウエクの血統構成で、父も母父も欧州型ロベルト系という重厚な血統馬。

一昨年の函館記念で2着に好走したマイネルウィルトスも、本馬同様スクリーンヒーロー産駒。

この両者は、父だけではなく、生産牧場、馬主まで同じ。

尚、そのマイネルウィルトスは、昨年の函館記念でも1年ぶりの長休明け初戦で僅差4着に激走した舞台巧者。

2019年の函館記念で、10人気2着と高配当馬券を演出したマイネルファンロンも、上記2頭と同じビッグレッドファーム生産のラフィアングループの所有馬。

いわゆるマイネル軍団、ビッグレッドファーム生産馬、スクリーンヒーロー産駒も期待値の高いレースで、勝ち切る競馬まで期待したい1頭。

サンストックトンは、前走の巴賞(函館芝1800m・6着)で、上がり順位最速の末脚を計測。

函館記念の前哨戦に位置付けられる巴賞組は、むしろ負けていた馬の期待値が高い傾向も顕著。

昨年も前走巴賞敗戦組のルビーカサブランカが4人気2着、2019年は当該ローテ馬が1着2着、逆に前走巴賞1着馬は近年で1頭も馬券に絡めず。

また、本馬の母父キングカメハメハは、近年の函館記念の特注血統。

父か母父が欧州型キングカメハメハ系の血統馬は、近3年で4連対、そのうち3頭は単勝4番人気以下の伏兵というデータも。

降雨の影響も含めて、差しも効きやすくなってきた印象も強い開催最終週の函館芝コンディションも有利に働く可能性も高く、波乱演出に期待。

チャックネイトは、例年期待の高い距離短縮の臨戦。

父ハーツクライは、母の父に凱旋門賞馬トニービンを持つ欧州指向の強いサンデー系のトップサイアーで、近年の函館記念にも相性の良い種馬。

一昨年4人気3着スカーフェイス、2019年の勝ち馬マイスタイルも、ハーツクライ産駒。

母父Dynaformerは、前述したスクリーンヒーローと同系統となる、函館記念に相性のいい欧州型ロベルト系種牡馬。

想定上位人気馬の中では、最も信ぴょう性が高い1頭。