2025年06月22日(日)
東京11R 府中牝馬S
前年まで阪神競馬場で開催されていたマーメイドSの施行時期(6月)、重賞格付(G3)、負担重量(ハンデキャップ戦)を引き継ぐ形で、従来の阪神芝2000mから東京コースの芝1800m重賞として実施される今年からの府中牝馬S。
尚、昨年まで11月に施行されていた府中牝馬Sは、距離短縮ローテ馬or近2走以内に上がり順位3番手以内馬の括りで、直近3年の勝ち馬3頭全馬が該当。
また、父か母父がロベルト系、サドラーズウェルズ系、キングマンボ系などの欧州種牡馬を色濃く持つ馬も、過去3年で複勝圏内に好走した9頭全馬が該当。
戦歴、血統ともにスタミナ指向の強い方向性は、開催時期、負担重量等々が変わっても大差はないでしょうか。
尚、先週の土曜東京11RジューンS(東京芝1800m・OP)の勝ち馬シルトホルンは、ロベルト系スクリーンヒーロー産駒。また、2着3着馬はディープインパクト産駒。
2023、2022年の府中牝馬Sも父ロベルト系の血統馬が優勝。
父か母父ディープインパクト系血統馬も直近3年で2勝、計4頭が馬券に絡む特注系。
今年もロベルト系orディープインパクト系血統馬に要注目。
ラヴァンダの父シルバーステートは、父がディープインパクトで、父母父がロベルト系のSilver Hawk。
前述したシルトホルンの父スクリーンヒーローも、Silver Hawkの産駒。
舞台実績という意味も込みで、牝馬限定重賞の中ではスタミナ指向の強いフローラS(G2)2着の実績も今回の競馬へ向けては強調材料で勝ち負けに期待。
カニキュルは、ロベルト系エピファネイアの産駒で、これまで自身の勝ち鞍3勝が全て東京競馬場という舞台巧者。
近親には天皇賞春の3着馬ストラタジェム。
スタミナ指向の強い牝系であることも、レースの方向性に加えて現行の馬場にも合うキャラクター。
ラヴェルは、エリザベス女王杯(京都芝2200m・G1)2着馬で、欧州血統馬が走る競馬に強いキタサンブラック産駒。
昨年の勝ち馬ブレイディヴェーグ、一昨年の勝ち馬イズジョーノキセキ等々、同じ非根幹距離重賞のエリザベス女王杯好走実績馬にも相性のいいレースで、高配当馬券の演出に一考。
タガノエルピーダは、ディープインパクト系の中でもエース級種牡馬のキズナ産駒。
母の父は、近年の当レースで抜群の期待値を誇るキングカメハメハ。
過去3年の当レースで、複勝圏内に好走した9頭中7頭は、父か母父キングカメハメハ系血統馬。
父と母父が、ディープインパクト系とキングカメハメハ系種牡馬で構成される血統馬という意味では前述した昨年の勝ち馬ブレイディヴェーグにも近いタイプで当レースに対する適性の高さを窺わせる1頭。