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安田記念(G1) [最終見解]

2025年06月08日(日)
東京11R 安田記念

過去5年の安田記念は、近2走以内に上がり順位3番手以内or1800m以上の中距離重賞出走馬の括りで、その勝ち馬5頭全馬が該当。

当日単勝5番人気以下から複勝圏内に好走した6頭中4頭も上記の実績馬。

また、父が欧州型種牡馬or父ディープインパクト系orハーツクライ系の括りで過去5年の勝ち馬5頭全馬が該当。

当日単勝5番人気以下から複勝圏内に好走した6頭も、全馬が上記の血統条件を満たす馬。

1600m重賞ながらも、戦歴、血統ともにいわゆる中距離指向の体力が問われやすいレース。

ブレイディヴェーグは、前走ドバイターフ(首G1・芝1800m)7着からの臨戦過程。

芝2200mG1レースのエリザベス女王杯、また東京芝1800mの府中牝馬S(G2)勝ち馬。

近年の安田記念は、芝1800m以上の重賞レースで連対実績を持つ馬もその相性は抜群。

上記の実績馬は、過去5年で当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した6頭中4頭が該当。

また、古馬の東京芝1800m重賞に連対実績を持つ馬も期待値が高いレース。

2021年の勝ち馬ダノンキングリー、2022、23年で連覇のソングラインは、府中牝馬Sと同舞台G2の毎日王冠の連対実績馬。

血統構成は、ロードカナロア×ディープインパクト。

過去5年の安田記念は、ディープインパクトorキズナ産駒が4勝。

唯一、これに該当しなかった昨年は、香港最強馬ロマンチックウォリアーが優勝。

また、2021年の安田記念はディープインパクト産駒のワンツー決着。

強豪香港馬の出走がない安田記念は、ディープインパクト系血統馬が定石。

母方は重厚な仏国牝系で、近親にはオークス、秋華賞の2冠馬ミッキークイーン。

中距離指向の強い牝系であることも強調材料で、近走の憂憤を振り払うパフォーマンスに期待したい1頭。

シックスペンスは、前走大阪杯(阪神芝2000m・G1)からの距離短縮ローテで、前述の通り近年の当レースに相性抜群の毎日王冠の勝ち馬。

父は22、23年で連覇のソングラインと同じディープインパクト系キズナ。

これまで1マイル戦では2戦無敗と、底を見せていない戦歴も込みで順当に勝ち負けを期待。

ソウルラッシュは、昨年の安田記念3着馬で、前走のドバイターフでは、前述した世界最強馬の呼び声も高いロマンチックウォリアーを撃破。

前述したソングライン、21~23年で3年連続3着内に好走したシュネルマイスター、19年20年で2年連続連対のグランアレグリア等々、近年の安田記念は、いわゆるリピーターの期待値も水準以上。

尚、本馬は自身の勝ち鞍9勝中4勝が浜中俊騎手の手腕によるもの。

巷で噂される乗り替わりによる懸念材料等々も皆無で、今年の出走馬の中では最も計算ができる1頭と見立てます。

ジュンブロッサムは、前走のマイラーズC(京都芝1600m・G2)が、上がり順位2番手の末脚で2着。

父ワールドエースは、ディープインパクト系種牡馬。

近親でディープインパクト産駒のステファノスは、天皇賞秋(G1)の連対実績馬で、東京芝1600m重賞の勝ち馬。

タイプとしてはステファノスを彷彿とさせる中距離指向の強いキャラクターで、相応の才能が活かされやすい安田記念向きと言える1頭。