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菊花賞(G1) [最終見解]

2025年10月26日(日)
京都11R 菊花賞

京都競馬場で行われた直近3年の菊花賞は、複勝圏内に好走した9頭全馬が、前走3着以内に走っていた馬。

また父か母父に、キングマンボ系、ロベルト系、グレイソヴリン系、サドラーズウェルズ系、ダンチヒ系等々、重厚な欧州種牡馬を持つ馬も、京都開催の直近3年で4人気以下から複勝圏内に好走した5頭全馬が該当する特注系。

近走好走馬の中でも、より欧州指向の強いタイプが走りやすい傾向も。

ヤマニンブークリエは、前走セントライト記念2着からの好調ローテ。

父キタサンブラックは菊花賞馬。

母父チチカステナンゴは、欧州型グレイソヴリン系種牡馬。

昨年の菊花賞は、同じく欧州型グレイソヴリン系に分類される凱旋門賞馬トニービンを持つ馬が複勝圏内を独占したように、定石通りに欧州指向が強い近年の菊花賞向きと言えるキャラクター。

ショウヘイは、前走神戸新聞杯2着からの買いローテで、父サートゥルナーリアは欧州型キングマンボ系種牡馬。

サートゥルナーリアは、欧州競馬の王様種牡馬サドラーズウェルズの影響も強い種馬。

母父オルフェーヴルは、欧州血統馬が走る競馬に強いステイゴールド系種牡馬で、自身も菊花賞の勝ち馬。

前走のような32秒台前半の極限の上がりが問われるスピード競馬よりも、欧州指向のスタミナが問われたほうがパフォーマンスを上昇させやすい可能性も高く、ここは前走からの上積みにも期待できる臨戦過程。

ジーティーアダマンは、菊花賞馬を輩出したルーラーシップの産駒。

ルーラーシップは、母の父にトニービンの血を持つ種牡馬。

母父マンハッタンカフェも菊花賞馬で、典型的なステイヤー血統馬。

直近2走はまともな競馬をさせてもらえていない印象も、能力さえ出し切れれば大駆けがあっても不思議はない1頭。

レッドバンデは、欧州競馬の中でも特にスタミナ指向の強い独国牝系馬で、母フィオドラは独国オークスの勝ち馬。

純粋な体力勝負の形であれば、メンバー随一の可能性も。