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フラワーC(G3) [最終見解]

2024年03月16日(土)
中山11R フラワーC

過去5年のフラワーCは、馬券に絡んだ15頭全馬が、距離短縮馬or近2走以内に上がり順位3番手以内馬という共通項。

芝1800m以上の距離に勝利実績を持っていた馬も過去5年で4勝。

当日単勝4番人気以下から馬券に絡んだ6頭中3頭も上記の距離実績馬。

いわゆるスタミナ指向の強い傾向が垣間見える牝馬限定の重賞レース。

また、この傾向に伴い、血統的にもスタミナ指向の強いタイプは有利。

過去5年の当レースで、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ6頭中3頭は、父キングカメハメハ系、エピファネイア、ハービンジャー等々、欧州種牡馬の産駒。

キタサンブラック、キズナ、ディープインパクト産駒など、父ウインドインハーヘア系(父ブラックタイド系、ディープインパクト系)も、過去5年で4番人気以下の立場から馬券に絡んだ6頭中3頭が該当。

カニキュルは、前走の未勝利戦が芝2000m戦で、上がり最速の末脚をマークして1着。

前述した通り、近年の当レースは、距離短縮馬、近走上がり上位の実績馬が走る傾向が顕著。

父エピファネイアは、欧州型ロベルト系に分類されるリーディング上位種牡馬。

2022年9人気2着ニシノラブウインク、2020年の3着馬シーズンズギフトも、エピファネイアの産駒。

尚、前述したシーズンズギフトは、本馬と同じエピファネイア×ゼンノロブロイの血統馬。

この両者は、芝2000m戦に勝利実績を持つ馬という意味でも類似性の高いキャラクターで、定石通りに絶好条件と見立てます。

カンティアーモも、エピファネイアの産駒。

近走上がり上位の実績、芝1800m以上の距離で勝利実績を持っていることも今回の競馬へ向けては有利。

近親には、中山時代の朝日杯FS(G1)勝ち馬アルフレード。

その他にも、フェアリーS勝ち馬フィリアプーラ、フラワーC3着馬アルフォンシーヌ等々、典型的な中山芝巧者の一族で、初の中山芝出走ともなる今回は、近走からの更なる上昇度にも期待できるキャラクター。

マルコタージュは、近3年で2勝と相性抜群の父欧州型キングカメハメハ系の血統馬。

母プロヴィナージュが、芝2400m重賞で好走実績を持つスタミナ型であることも強調材料。

加えて、叩き良化指向も強いドゥラメンテ産駒の特性を踏まえれば、デビュー2戦目で更なる上積みも期待できる1頭。