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神戸新聞杯(G2) [最終見解]

2023年09月24日(日)
阪神11R 神戸新聞杯

2019年以来の阪神開催となる神戸新聞杯。

2017~2019年の阪神競馬場で行われた近3年の神戸新聞杯は、前走日本ダービー組が圧倒的に有利。

上記期間の3着内好走馬9頭中6頭は、前走日本ダービー出走馬。

またその6頭は全馬が、前走3着以内or上がり順位3番手以内馬という共通項も。

ダービーと同距離、また直線の長い阪神外回りコースということもあり、純粋にコース形態の類似性も高いダービー上位馬、もしくはダービーで上位の末脚を使っていた馬が極めて順当に走りやすい傾向。

サトノグランツは、前走の日本ダービで上がり順位2位タイの末脚を計測。

父サトノダイヤモンドは、2016年の神戸新聞杯勝ち馬。

前走日本ダービーで上がり順位3番手以内、また父がディープインパクト系で、母父がダンチヒ系、そして馬主がサトノ軍団という意味では、2017年の3着馬サトノアーサーとも類似性の高いキャラクター。

2013年の3着馬も同系馬主のサトノノブレス。

そのサトノダイヤモンド、サトノアーサー、サトノノブレスが示すように、ディープインパクト、ダンチヒ、トニービン等々の血を重視するサトノ軍団は、根幹距離重賞で末脚を伸ばす才能に長けた馬を多数輩出する馬主としても著名。

母方が成長力ある愛国牝系であることも含めて、春以上のパフォーマンスにも期待します。

ハーツコンチェルトは、前走日本ダービー3着の特注ローテ。

父が日本のクラシックの王道種牡馬ハーツクライで、母父がスピードを強化する米国型(Unbridled’s Song)という意味では、2014年の神戸新聞杯勝ち馬ワンアンドオンリーを彷彿とさせる1頭。

尚、阪神開催の直近3年は、前走日本ダービー組以外のローテーションから3着以内に好走した3頭全馬が、前走2勝クラス以上で上がり順位3番手以内&2着以内の実績馬。

別路線組は、近走好調馬の中でも末脚の裏付けがポイントに。

ナイトインロンドンは、3連勝中の勢いのある臨戦過程に加えて、近4走連続で上がり最速の末脚をマーク。

父グレーターロンドンが阪神開催の神戸新聞杯に相性のいいディープインパクト系種牡馬であることも含めて、期待値の高い1頭。