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スワンS(G2) [最終見解]

2024年10月26日(土)
京都11R スワンS

2020年以来に京都競馬場で施行された昨年のスワンSは、当日単勝5番人気以内馬が総崩れで、3連単の配当金が51万円を超える大荒れ決着に。

昨年10人気1着ウイングレイテストは、前走京成杯AH(中山芝1600m・G3)2着からの臨戦過程で、ロベルト系スクリーンヒーローの産駒。

6人気2着ララクリスティーヌは、前走関屋記念(新潟芝1600m・G3)9着からの臨戦過程で、母父がロベルト系タニノギムレット。

11人気3着ロータスランドも、前走関屋記念からの臨戦過程。そして、ロベルト系Point of Entryの産駒。

このように昨年のスワンSは、距離短縮ローテ&父か母父ロベルト系血統馬が馬券圏内を独占。

1600m以上の距離でも走れる、ロベルト系特有の体力や馬力の才能に優れたタイプが最も走りやすい傾向も。

ウインカーネリアンは、前走の安田記念(東京芝1600m・G1)が、3角2番手の位置取りから14着。

父がロベルト系スクリーンヒーロー。

前述した通り、波乱決着となった新装京都開催の昨年は、前走芝1600m重賞出走の父か母父ロベルト系血統馬が馬券圏内を独占。

前走芝1600m重賞で先行していたスクリーンヒーロー産駒で、コスモヴューファーム生産の馬主がウインという意味では、昨年10人気1着ウイングレイテストを彷彿とさせるキャラクターで勝ち負けに期待。

セルバーグも、前走芝1600m重賞で先行経験の短縮ローテ馬、かつロベルト系エピファネイアの産駒。

2代母エンジェルシードは、ダ1000mの勝ち馬という快速牝系。

およそ2年半ぶりの芝1400m戦出走で大きな変わり身も。

近走は中距離戦を主戦場としているピンハイは、一気の末脚で完勝したデビュー戦以来となる芝1400m出走のシチュエーション。

母父ジャングルポケットは、ロベルト系血統馬が走る競馬に強い欧州型グレイソヴリン系種牡馬。

先週の菊花賞も、掲示板内好走馬5頭中4頭が、欧州型グレイソヴリン系or欧州型ロベルト系という共通項。

未だ底を見せていない当該距離出走で覚醒に期待したい1頭。