2024年11月02日(土)
京都11R ファンタジーS
2019年以来の京都開催となった昨年のファンタジーSは、当日単勝9番人気以下&前走芝1200mで1着のローテ馬が馬券圏内を独占して、3連単の配当金が230万円を超える超のつく波乱決着に。
15人気1着カルチャーデイは、欧州型ミスプロ系ファインニードルの産駒。
12人気3着シカゴスティングは、欧州型ノーザンダンサー系ロゴタイプの産駒。
9人気2着ドナベティは、ディープインパクト系リアルスティール産駒。ディープインパクトの母方はアイルランドの名牝系。
この結果が示す通り、新装京都開催の当レースは、距離延長ローテ馬の中でも、いわゆる欧州指向の強いタイプが走りやすい傾向も。
ハイファイスピードは、前走芝1200m1着からの臨戦過程で、欧州型ナスルーラ系ビッグアーサーの産駒。
母デグラーティアは、現役時代にデビューから3連勝で小倉2歳S(G3)を制覇。
近親には、同時期に行われる2歳重賞京王杯2歳S(G2)勝ち馬ボールライトニング。
2歳重賞に強い牝系の成長曲線という意味も込みで、勝ち負けに期待したい1頭。
カワキタマナレアの母父は、ディープインパクト。
芝1200m1着からの距離延長ローテも強調材料。
父は米国型ストームバード系のヘニーヒューズ産駒。
父と母父が、ディープインパクトと米国種牡馬で構成される前走芝1200m1着馬という意味では、昨年の2着馬ドナベティにも近いキャラクター。
キャッスルレイクは、今世代からの新種牡馬でキングマンボを経由する欧州型ミスプロ系サートゥルナーリアの産駒。
前述の通り、昨年の勝ち馬カルチャーデイも欧州型ミスプロ系種牡馬の産駒。
母の父はディープインパクト。
父か母父ディープインパクト系の血統馬は、京都開催のファンタジーSで近3年連続で連対中というデータも。
母方は、マウントシャスタ、カミノタサハラ、ベルキャニオン、ストーンリッジ、ヨーホーレイク、ダンテスヴュー等々、2歳3歳限定重賞で多数の好走馬を輩出するクロウキャニオンの名牝系で、2歳重賞だからこその期待値を懸けられる1頭。