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小倉牝馬S(G3) [最終見解]

2025年01月25日(土)
小倉11R 小倉牝馬S

小倉牝馬Sは、昨年までの愛知杯の施行時期、重賞格付、負担重量を引き継ぐ形で新たに新設。

尚、昨年の愛知杯も小倉芝2000mで実施。これが一応の参考レースとなるでしょうか。

その昨年は、馬券圏内に好走した3頭全馬が、父か母父が欧州型種牡馬の血統馬。また6人気2着タガノパッションは、父も母父も欧州種牡馬。

また、昨年の愛知杯で馬券圏内に好走した3頭は全馬が、前走で上がり順位3番手以内の末脚を使っていた馬という共通項。

欧州血統馬の中でも、ラストの伸びに裏付けのある馬が最も走りやすい傾向も。

シンティレーションの父ロードカナロアは、欧州型キングカメハメハ系の種牡馬。

2走前の府中牝馬S(G2)では、上がり最速の末脚で2着に好走。

今年の小倉牝馬Sと同条件で行われた昨年の愛知杯も、父キングカメハメハ系血統馬が1着2着。

また、その両者はともに、近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績があった馬という共通項も。

尚、前走の10着に敗れた前走のエリザベス女王杯(G1)は、直線の勝負どころで他馬と接触するアクシデントがあった全くの参考外レース。

欧州指向の伸びに優れた典型のタイプで、スムーズに走れば巻き返しも必至と見立てます。

コスタボニータは、昨年の愛知杯3着馬で、同舞台の小倉記念(小倉芝2000m・G3)でも2着に好走した実績を持つ小倉巧者のキャラクター。

母方が重厚な仏国牝系であることも今回の競馬へ向けては強調材料で、2年連続好走に期待したい1頭。

クイーンズウォークは、カナダのスピード牝系で、今回の舞台はどちらかと言えば条件的に不向きのキャラクターも、2走前のローズSの内容然り、競走馬としてのポテンシャルの高さという意味では1頭抜けた存在。

また、15着に敗れた前走の秋華賞(15着)は、スタートで躓くアクシデントに加えて、ハイペースの展開を強きにまくる策が裏目に出た度外視できる一戦。

今回のメンバーでゲートさえ五分に出ることが可能であれば、あっさり突き抜ける可能性も。