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中山金杯(G3) [最終見解]

2025年01月05日(日)
中山11R 中山金杯

直近3年の中山金杯で、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ6頭は、父か母父が欧州種牡馬、もしくは父ステイゴールド系orハーツクライ系の括りで全馬が該当。

また上記の6頭は全て、距離短縮ローテor近2走以内に上がり順位3番手以内の実績馬。

血統的にも臨戦過程的にも、いわゆるスタミナ指向の強い傾向が垣間見えるレース。

クリスマスパレードは、前走秋華賞(京都芝2000m・G1)5着からのローテーション。

ここ数年の中山金杯は、前走G1レース出走馬or前走5着以内の好調馬も有利。

直近5年で馬券に絡んだ15頭中13頭は、当該ローテ馬。

父キタサンブラックは、ステイゴールド系やハーツクライ系血統馬が走るタフな競馬に強いサンデー系のトップサイアー。

中山金杯と同じ中山競馬場で行われ、ステイゴールド系やハーツクライ系が走るレースとしても知られる有馬記念で3度3着以内に好走した中山巧者の一面も。

母父Blameは、近年の中山金杯で特注系と言えるロベルト系種牡馬。

近3年の当レースは、ロベルトの血を持つ馬が3連勝中というデータも。

中山金杯と同舞台で行われる紫苑S(中山芝2000m・G3)の勝ち馬であることも含めて、定石通りに勝ち負けを期待したい1頭。

リカンカブールは、昨年の中山金杯勝ち馬。

父シルバーステートは、母の父がロベルト系Silver Hawk。

Silver Hawkの代表産駒に、有馬記念連覇のグラスワンダー。

中山重賞巧者のロベルトの血が凝縮された血統馬のイメージ通りに、これまで中山芝に限ればオールカマー、中山金杯の重賞を含む3戦して複勝率100%。

昨年以上に低調にも映る今年のメンバーレベル等々も加味すれば、あっさり連覇のシーンも。

シンリョクカは、前走エリザベス女王杯(京都芝2200m・G1)4着からの臨戦過程。

前述の通り近年の当レースは、距離短縮ローテ馬、前走G1レース出走馬の期待値は水準以上。

血統構成は、サトノダイヤモンド×キングカメハメハ。

前走エリザベス女王杯からの臨戦、かつ父と母父がディープインパクト系種牡馬とキングカメハメハで構成される血統馬という意味では、昨年8人気2着ククナ(キングカメハメハ×ディープインパクト)にも近いキャラクター。

マイネルモーントは、中山芝重賞のスペシャリストとしても知られるステイゴールド系ゴールドシップの産駒で、母ゲッカコウも中山芝中距離重賞の連対実績馬。

この馬自身も中山芝に限れば[2.2.0.0]の連対率100%と、父と母の特性を強く受け継いだ典型のタイプで、高配当馬券の演出に一考。