血統マニアが送る競馬マニアのための競馬情報ブログ!

フェアリーS(G3) [最終見解]

2025年01月12日(日)
中山11R フェアリーS

直近3年のフェアリーSは、馬券に絡んだ9頭中8頭が、近2走以内に上がり順位3番手以内or距離短縮ローテ馬。

また近3年の馬券内好走馬は、父か母父がディープインパクト系、キングカメハメハ系、ハーツクライ系、エピファネイア産駒の括りで全馬が該当。

1600m重賞ながらも、中距離、クラシック指向の総合力が問われるような方向性のレース。

ホウオウガイアは、百日草特別(東京芝2000m)2着からの距離短縮の臨戦過程。

2022年5人気1着ライラック、2021年8人気2着ホウオウイクセルなどの人気薄好走馬も距離短縮のローテ馬。

父シルバーステートは、近年のフェアリーSにも相性のいいディープインパクト系種牡馬で、その母父は欧州型ロベルト系種牡馬のSilver Hawk。

Silver Hawkの代表産駒に、中山競馬場で行われるグランプリG1有馬記念連覇のグラスワンダー。

昨年のフェアリーS勝ち馬イフェイオンも、同系統の父ロベルト系血統馬だったように、中山芝重賞に相性のいい系統。

また、近親にはフェアリーSと同じく3歳限定重賞のスプリングS(G2)2着馬アレグロブリランテ。

父系、母系ともに中山巧者の血統馬で、激走に期待したい1頭。

エリカエクスプレスは、フェアリーSに相性抜群のロベルト系エピファネイアの産駒。

昨年5人気1着イフェイオン、2021年6人気3着ベッラノーヴァも当種牡馬の産駒。

母方は重厚な愛国牝系で、近親には英セントレジャー、愛国ダービーなどの欧州G1レースを制したCapriがいる愛国の名牝系。

マイル重賞ながらもスタミナ指向が強いフェアリーS向きの典型と言えるキャラクター。

レイユールは、ディープインパクト系キズナ×キングカメハメハのクラシック血統馬で、デビューから2戦は何れも上がり最速の末脚を計測と、一応の条件を満たす1頭。

母レイカーラは、フェアリーSと同舞台で行われる中山マイル戦ターコイズSの勝ち馬。

舞台適性そのものは、メンバー随一の可能性も。