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日経新春杯(G2) [最終見解]

2025年01月19日(日)
中京11R 日経新春杯

今年の同様に、中京芝2200mで行われた2021~23年の日経新春杯は、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ6頭中5頭が、距離短縮ローテor近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績馬。

また上記期間で、単勝7番人気以下の立場から馬券に絡んだ4頭は全馬が、芝1800m、2200mといった非根幹距離で勝利実績を持っていた馬という共通項も。

2021年の日経新春杯は、非根幹距離の勝利実績&当日単勝4番人気以下の条件を満たす馬が馬券圏内を独占して、3連単の配当金が96万円超の大荒れ決着に。

長距離戦もこなせる体力の絶対値は大前提として、いわゆる非根幹距離適性もポイントになる傾向。

ショウナンラプンタは、前走菊花賞(京都芝3000m・G1)4着からの距離短縮ローテで、今回と同舞台となる2走前の神戸新聞杯(中京芝2200m・G2)では上がり順位2番手の末脚で3着に好走。

前述した通り、中京開催の日経新春杯で問われる長距離レースもこなせる体力に加えて、非根幹距離適性も兼ね備えたキャラクター。

血統構成は、ディープインパクト系キズナ×米国型ミスプロ系Zensational。

キズナ産駒で母父が米国型ミスプロ系の血統馬という意味では、2022年9人気3着ヤシャマル(キズナ×アグネスデジタル)と同じ。

また、父がディープインパクト系種牡馬で、前走菊花賞からの臨戦過程、かつ青葉賞に好走実績を持つ馬という意味では、2023年4人気3着プラダリアにも近いタイプ。

近走内容然り、タフで時計を要する現行の中京馬場コンディションも絶好条件と言えるキャラクターだけに、レース傾向通りに勝ち負けを期待したい1頭。

ヴェローチェエラは、近3走連続で上がり最速の末脚を計測して3連勝中と勢いのある馬柱。

芝2200m、芝2600mの非根幹距離に勝利実績も持つことも今回の競馬へ向けては強調材料。

父リアルスティールは、中京開催の当レースにも相性のいいディープインパクト系種牡馬で、母方は重厚な愛国牝系馬。

前述した2023年の3着馬プラダリアも、父がディープインパクト系種牡馬で、母方は愛国牝系という血統構成馬。

芝2200m重賞で好走実績を持つことも強調材料で、破竹の4連勝で重賞タイトル奪取の可能性も十分と見立てます。

キングズパレスは、前走の中日新聞杯(中京芝2000m・G3)が、上がり最速の末脚で5着。

父がキングマンボ系キングカメハメハで、母ドバウィハイツは英国生産馬と、典型的な欧州指向の強いキャラクター。

直近6走は連続で根幹距離の芝2000mを使われてきた戦歴も、本質は非主流指向の強い欧州血統馬だけに、非根幹距離の2200m戦出走で更なるパフォーマンスの上昇度があっても不思議ではない1頭。