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スプリングS(G2) [最終見解]

2025年03月16日(日)
中山11R スプリングS

重馬場開催の2021年を除く、近4年のスプリングSで馬券に絡んだ12頭中11頭は、近2走以内に1600m以下出走馬or3コーナー5番手以内の先行経験馬。

また、父か母父が米国種牡馬、もしくは芝1600m以下の重賞レースに実績を持つ種牡馬の血を持つ馬も、過去5年で4勝。

当日単勝5番人気以下の立場から馬券に絡んだ7頭中6頭も、上記の血統条件を満たす馬。

1800m重賞ながらも、戦歴、血統ともに短距離指向のスピードタイプが走りやすいレース。

マテンロウバローズは、例年のスプリングSで期待値の高い前走こぶし賞(京都芝1600m)1着からの距離延長ローテ馬。

父ロジャーバローズ、母父キングカメハメハが、共に1600m以下の重賞好走馬を輩出した種牡馬であることも強調材料。

また、半兄マテンロウオリオンは芝1600m重賞の勝ち馬で、芝1600mG1レースNHKマイルCの連対実績馬。

距離延長ローテに加えて、これまで芝1600mで2戦2勝の父ディープインパクト系血統馬という意味では、昨年の勝ち馬シックスペンスと全く同じキャラクター。

連闘策のレーヴブリリアントも、これまで4戦の競馬は全て1マイル戦に出走。

母父ロードカナロアは、現日本の短距離界におけるチャンピオンサイアー。

一昨年のスプリングS勝ち馬ベラジオオペラ、2019年2着のファンタジスト、2018年の勝ち馬ステルヴィオなども、全てロードカナロア産駒。

中山芝では2戦無敗と、全く底を見せていない戦歴も込みで定石通りに勝ち負けを期待したい1頭。

ニホンピロデヴィンは、近2走ともに3コーナー2番手以内の先行脚質で、父が短距離指向のスピードに優れたグレーターロンドン。

ニホンピロサート、ニホンピロプリンス、ニホンピロクリア等々、1200m重賞の好走馬が多数いるスピード指向の強い牝系であることも、相応の才能が活かされやすいスプリングSへ向けては強調材料。

フクノブルーレイクも、母の父がロードカナロアで、近走先行経験馬。

父ウインブライトは、2017年のスプリングS勝ち馬で、中山芝1800m重賞を3勝した当舞台のスペシャリスト系。

2走前の未勝利戦は、中山芝2000mで完勝。

中山芝1800mであれば、当時以上のパフォーマンスを魅せる可能性も。