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NHKマイルC(G1) [最終見解]

2025年05月11日(日)
東京11R NHKマイルC

過去5年のNHKマイルCは、前走芝重賞で5着以内馬が全勝。複勝圏内に好走した15頭中13頭も当該ローテ馬。

また、父か母父がキングカメハメハ系orディープインパクト系血統馬も例年の特注系。

上記血統馬は、過去5年で当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した8頭中7頭が該当。

基本的には、近走好調の王道血統馬が走りやすい傾向も。

マジックサンズは、前走の皐月賞(中山芝2000m)が上がり最速の末脚で6着と、単勝16番人気ながらも見せ場十分の競馬を披露。

近年のNHKマイルCは、出走頭数こそ少ないものの、前走が芝G1レースor1800m以上の芝重賞出走の距離短縮馬も期待値も水準以上。

当該ローテ馬は過去5年で5連対、昨年、21年、19年は全て該当馬のワンツー決着。

血統構成は、ディープインパクト系キズナ×キングカメハメハ。

前述の通り、父か母父キングカメハメハ系orディープインパクト系血統馬は近年の当レースにおける特注血統。

2代母アンブロワーズは、マイルG1レースの連対実績馬で、芝1200m重賞の勝ち馬。

いわゆるスピード指向の強い牝系の特性を踏まえれば、デビュー以来初の芝1600m戦出走馬で、更なるパフォーマンスの上昇度があっても不思議はない1頭。

チェルビアットは、父ロードカナロア、母父フレンチデピュティが何れもNHKマイルCに実績を残す種牡馬。

一昨年8人気2着ウンブライル、2022年の勝ち馬ダノンスコーピオンは、どちらもロードカナロア産駒。

2017年の勝ち馬アエロリット、2015年の勝ち馬クラリティスカイは、何れもフレンチデピュティを父に持つクロフネの産駒。

前述の通り、前走桜花賞(G1)からの臨戦も期待値の高いパターン。

母方はステイゴールドを輩出した名牝系ゴールデンサッシュの一族で、血統スケールという意味においても引けは取らない存在。

マピュースも、前走桜花賞からの臨戦過程。

父マインドユアビスケッツは、前述したフレンチデピュティと同系となる往年の特注系統ヴァイスリージェント系種牡馬。

今回と同舞台となる2走前のクイーンC(東京芝1600m・G3)では、後の桜花賞馬エンブロイダリー相手に2着好走。

実績十分の左回りの競馬場であれば、前走以上のパフォーマンスまで期待できる1頭。

ランスオブカオスは、前走チャーチルダウンズC(阪神芝1600m・G3)1着からの臨戦。

前述の通り、過去5年のNHKマイルは、前走芝重賞で5着以内馬が全勝。複勝圏内に好走した15頭中13頭も当該ローテ馬。

例年、期待値の高いディープインパクト系のシルバーステート産駒であること等も含めて、順当に走る可能性も高いであろう想定上位人気馬。

アドマイヤズームは、前走ニュージーランドT(中山芝1600m・G2)2着からの買いローテ。

父モーリスは、東京芝1600mG1レースの勝ち馬で、母父ハーツクライもNHKマイルCに相性のいい種牡馬。

2019年の当レースは、母の父にハーツクライを持つ14人気のケイデンスコールが2着激走。また、同年7人気3着カテドラルはハーツクライ産駒。

デビュー初戦の新馬戦も4着に敗れたように、本質が叩き良化指向の強いタイプだけに、休養明け2戦目の競馬ともなる今回は、前走以上に走れる条件は揃う1頭。