2025年04月13日(日)
阪神11R 桜花賞
近5年の桜花賞は、前走芝1600m重賞出走馬orフィリーズレビューで連対馬orエルフィンS1着馬、の括りで馬券に絡んだ15頭全馬が該当。
また、特に父か母父がディープインパクト系、キングカメハメハ系、ハーツクライ系、の何れかに該当する馬は過去5年で全勝。
当日単勝5人気以下の立場から馬券に絡んだ7頭も、全馬が上記の血統条件を満たす馬。
臨戦過程、血統構成ともに、いわゆる日本の王道タイプが定石通りに走りやすい傾向も。
アルマヴェローチェは、前走阪神ジュベナイルF(京都芝1600m・G1)1着からの特注ローテ。
過去5年の桜花賞は、前走1600m重賞出走馬の中でも、阪神ジュベナイルF連対実績馬が3勝。
昨年、2021年は、何れも阪神ジュベナイルFの連対実績馬によるワンツー決着というデータも。
血統構成は、ハービンジャー×ダイワメジャー。
父はデインヒルを経由する欧州型ノーザンダンサー系種牡馬。
昨年2着のアスコリピチェーノ、同3着ライトバックは、何れも母の父がデインヒル系の種牡馬。
2020年の2着馬レシステンシアも、母父がデインヒル系種牡馬。
父と母父が、デインヒル系種牡馬とダイワメジャーで構成される血統馬という意味においても、前述したアスコリピチェーノ、レシステンシアに酷似するキャラクター。
尚、近年の桜花賞は、父か母父キングカメハメハ系やエピファネイア産駒等々、欧州型のトップサイアーの血を持つ馬も相性抜群。
上記の血統該当馬は、過去5年で全勝というデータも。
本馬の父ハービンジャーは、桜花賞に限らず、キングカメハメハ系血統やエピファネイア産駒が走る競馬に強い欧州型のトップサイアー。
いわゆる欧州指向の瞬発力、一瞬の斬れが活かされやすい近年のレース傾向も含めて、まともに走ればまず勝ち負けの競馬に期待できる1頭。
配当妙味に、トワイライトシティ、リンクスティップ。
トワイライトシティは、エピファネイア産駒で、母の父がデインヒル系Oratorioと、前述した通り父も母父も近年の桜花賞で期待値の高い種牡馬を持つ馬。
昨年の勝ち馬ステレンボッシュ、2020年の勝ち馬デアリングタクトも、エピファネイア産駒。
また近年の桜花賞は、父か母父に米国型やデインヒル系種牡馬、もしくは芝1200mG1レースで実績を残す種牡馬等々、スピード指向の強い血を持つ馬も、その期待値は水準以上。
近5年の桜花賞で、当日単勝5番人気以下の立場から馬券に絡んだ7頭中6頭は、上記の血統該当馬というデータも。
リンクスティップは、サンデー系の主流種牡馬キタサンブラック産駒で、母の父が米国型ノーザンダンサー系のKitten’s Joy。
キタサンブラック産駒で、母方が米国のスピード牝系という意味では、2023年6人気2着コナコーストを彷彿とさせるキャラクター。
牡馬の強豪相手に2着と、結果を残した前走のきさらぎ賞(京都芝1800m・G3)も距離短縮の臨戦だったように、その本質は米国指向のスピード強化タイプといった印象も。
更に1F距離短縮戦ともなる今回は、前走からの更なる上積みまで想定可能。
ウォーターガーベラは、前走チューリップ賞(阪神芝1600m・G2)2着からのローテで、父がキングカメハメハ系種牡馬のレイデオロ。
近5年の桜花賞は、馬券に絡んだ15頭中5頭は、前走チューリップ賞組。
また、父か母父キングカメハメハ系血統馬は近5年で全勝。2023年は当該血統馬によるワンツー決着と、近年の特注血統。
説明不要mの名手武豊騎手の手腕も込みで、上位争いに期待したい1頭。
エリカエクスプレスは、母方が重厚な愛国牝系馬。
圧巻だった前走のフェアリーSで、その世代屈指のポテンシャルの高さは証明済みも、桜花賞よりもオークス向きのキャラクターという意味も含めて今回は4番手評価まで。
逆にエンブロイダリーは、スピード指向の強すぎる血統馬で、1400m指向のマイラーといったキャラクター。
タフな展開、タフな馬場、中距離指向の末脚が問われるようなシチュエーションでは、若干パフォーマンスを下降させる可能性も。