2024年08月31日(土)
札幌11R 札幌2歳S
直近3年の札幌2歳Sは、前走が新馬戦以外の洋芝1800mで連対していた馬が2勝。馬券に絡んだ9頭中4頭も当該ローテ馬。
洋芝実績馬、距離実績馬の中でも、速い追走ペースを経験した馬が最も走りやすい傾向も。
キングカメハメハ系ドゥラメンテ産駒のアスクシュタインは、前走コスモス賞(札幌芝1800m・OP)1着からの特注ローテ。
父がキングカメハメハ系種牡馬で、前走のコスモス賞で連対していた馬という意味では、2022年6人気2着ドゥアイズにも近いキャラクター。
その一昨年の札幌2歳Sは、父キングカメハメハ系血統馬が1着2着。
2019年の勝ち馬ジオグリフ、2018年の勝ち馬ソダシは、何れも母父キングカメハメハの血統馬。
この結果が示す通り、近年の当レースはキングカメハメハ系血統馬も特注系。
マジックサンズは、母の父にキングカメハメハを持つ馬。
父は、ディープインパクト系キズナ。キングカメハメハ同様に、近年の札幌2歳Sに相性のいい種牡馬。
昨年3着ギャンブルルーム、2021年2着アスクワイルドモア、2020年3着バスラットレオンは、全てキズナの産駒。
また、2代母アンブロワーズは洋芝重賞の勝ち馬。
いわゆる洋芝巧者の一族であることも含めて、勝ち負けに期待したい1頭。
アルマヴェローチェは、デビュー戦の前走(札幌芝1800m)が、積極果敢なハナを主張する競馬で逃げ切り勝ち。
前述した通り、近走で速い追走ペースを経験していた馬が有利になりやすい近年の札幌2歳Sは、前走で逃げていた馬の期待値も水準以上。
昨年4人気2着パワーホールも、札幌芝1800mの新馬戦で逃げ切っていた馬。
父ハービンジャーは、言わずと知れた洋芝巧者のトップサイアー。
2018年の当レース勝ち馬ニシノデイジーも、ハービンジャー産駒。
そのニシノデイジーもそうであったように、競馬を使う毎に上積みを見せる傾向も産駒の特徴で、デビュー2戦目の競馬となる今回は、更なるパフォーマンスの上昇度にも期待したい1頭。