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鳴尾記念(G3) [最終見解]

2023年06月03日(土)
阪神11R 鳴尾記念

2020年以来の阪神開催となる鳴尾記念。

2018~2020年の阪神開催における近3年の鳴尾記念は、前走芝1800m以下出走の距離延長馬が3頭馬券に。

また、この期間の勝ち馬は全馬が近2走以内に上がり順位3番手以内の高速上がり実績を持っていた馬という共通項も。

開幕週に行われるレースのイメージ通りに、スピード指向の強い傾向が垣間見えるのも特徴的。

アドマイヤハダルは、前走芝1800m戦からの距離延長ローテ。

直近4走連続で上がり順位3番手以内の末脚を使っていることも、当レースへ向けては強調材料。

父は、高速仕様の中距離重賞に強いキングカメハメハ系ロードカナロア。

2019年1着メールドグラース、3着ステイフーリッシュ、2020年3着レッドジェニアルは、全馬が父か母父キングカメハメハ系で、近走で上位の上がりも使っていた馬。

近親スイープトウショウは、同じ右回り、小回りコースの芝2000mG1秋華賞を1分58秒4の高速時計で完勝。

この馬自身も阪神芝2000mでは2戦2勝と、底を見せていない戦歴。

週末の雨予報は気がかりも、時計の出る稍重馬場程度であれば守備範囲。

ソーヴァリアントは、鳴尾記念と同舞台となる2走前のチャレンジC(阪神芝2000m・G3)が、上がり順位3番手の末脚で1着。

チャレンジC連覇の実績を持つ馬で、阪神芝2000m戦では2戦無敗。

父オルフェーヴルは、阪神開催の鳴尾記念で特注系のステイゴールド系種牡馬。

鳴尾記念における父ステイゴールド系は、阪神開催の2017~2020年の4年連続で複勝圏内に好走。

また、父ステイゴールド系の過去の好走馬ステイインシアトル、トリコロールブルー、ステイフーリッシュ、パフォーマプロミスと、その全てが異なる馬であることも当系統の適性の高さを証明。

母父シンボリクリスエスも、阪神開催の鳴尾記念に相性のいい系統。

2019、2020年は、2年連続で父か母父ロベルト系血統馬が連対。

別定戦の57キロであれば、まず勝ち負けを期待できる1頭。

マリアエレーナは、当舞台の重賞好走実績馬。

前走の大阪杯(阪神芝2000m・G1)も、牡馬の強豪相手に差のない5着。

前走だけ走れば、ここでは突き抜ける可能性も。