2025年02月09日(日)
京都11R きさらぎ賞
2020年以来、4年ぶりに従来の京都芝1800mで施行された昨年のきさらぎ賞は、前走上がり最速or芝2000mの勝利実績馬が馬券圏内を独占。
また、昨年の勝ち馬ビザンチンドリーム、3着馬シヴァースは、何れも父が欧州型ロベルト系種牡馬という共通項。
戦歴、血統ともにスタミナ指向で、いわゆる体力の絶対値がポイントに。
リンクスティップは、前走の未勝利戦(京都芝2000m)が、上がり最速の末脚で1着。
前述した通り、昨年のきさらぎ賞は、前走上がり最速or芝2000mの勝利実績馬が馬券圏内を独占。
また昨年の1着2着馬は、何れも芝2000mで勝利実績を持っていた馬という共通項も。
父キタサンブラックは、欧州血統馬、ロベルト系が走る競馬に強いスタミナや馬力に優れたサンデー系のトップサイアー。
昨年のホープフルS(G1)も、キタサンブラック産駒のクロワデュノールが1着、欧州型ロベルト系エピファネイア産駒のジョバンニが2着に好走。
尚、本馬の半兄デュアルウィルダーは、芝2400m重賞の青葉賞3着馬。
欧州指向のタフさが問われやすいレースだけに、スタミナ指向の強い牝系であることも、今回の競馬へ向けては強調材料。
ウォーターガーベラは、前走のシンザン記念(中京芝1600m・G3)が、上がり順位2番手の末脚で3着。
昨年のきさらぎ賞で10人気2着と、高配当馬券を演出したウォーターリヒトは本馬の全兄で、シンザン記念3着からの臨戦過程まで同じ。
父レイデオロは、母の父にロベルト系シンボリクリスエスの血を持つ欧州指向の強い新種牡馬。
兄がスピード指向の強い米国型種牡馬の産駒だったことを踏まえれば、それ以上のパフォーマンスを見せてくれる可能性も。
サトノシャイニングは、昨年もポイントになった芝2000mの勝利実績馬で、近年の王道クラシック血統キズナの産駒。
2着に敗れた前走の東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m・G3)は、現時点で世代最強との呼び声も高いクロワデュノール相手に肉薄した世代レベルで価値ある一戦。
今回のメンバー構成であれば、まともにさえ走れば順当に勝ち負けを期待できる実績上位馬。