2025年05月18日(日)
東京11R ヴィクトリアM
過去5年のヴィクトリアMは、近2走以内に1800m以上の重賞出走馬or上がり順位3番手以内の末脚実績馬、の括りでその勝ち馬5頭全馬が該当。
また、父か母父がディープインパクト系orキングカメハメハ系血統馬も過去5年で全勝。
マイル重賞ながらも、その戦歴、血統ともにいわゆる中距離指向の体力が問われやすい傾向も。
クイーンズウォークは、前走金鯱賞(中京芝2000m・G2)1着からの臨戦過程。
ディープインパクト系キズナの産駒。
前述の通り近年のヴィクトリアMは、近走1800m以上の重賞に出走していた王道血統馬が断然有利。
尚、本馬の父キズナは、昨年のリーディングサイアー。
一昨年のヴィクトリアM勝ち馬ソングライン、2022年の2着馬ファインルージュもキズナ産駒。
ディープインパクト系種牡馬の中でも、より主流種牡馬の産駒であることも当レースへ向けては大きな強調材料。
また近年の当レースは、東京芝重賞の連対実績馬や、左回りコースの上級条件で勝利実績を持つ馬などの相性も水準以上。
上記の実績馬は過去5年で全勝。昨年の当レースで単勝208.6倍1着と、大波乱を演出したテンハッピーローズも、左回りコース&上級条件で3勝の実績があった馬。
クイーンズウォークは、左回りの競馬場に限れば、クイーンC1着、オークス4着、ローズS1着、金鯱賞1着と、ほぼ崩れていない戦歴。
純粋に東京芝1600m重賞の勝ち馬であることも含めて、ここは勝ち切る競馬まで期待したい1頭。
ステレンボッシュは、近4走連続で芝2000m以上のG1レースに出走する中距離指向の強いキャラクター。
父エピファネイアは、前述した昨年の勝ち馬テンハッピーローズと同じ。
母方はディープインパクトを輩出したウインドインハーヘア牝系と、字面だけなら文句のつけようがないキャラクター。
前走の敗戦理由だけは不可解も、まともにさえ走ればまず勝ち負けも濃厚と言える1頭。
シランケドは、前走中山牝馬S(中山芝1800m・G3)1着からの距離短縮ローテ。
左回りコースの上級条件で勝利実績も持つ馬で、母の父はディープインパクト。
前走中山牝馬S1着からの臨戦で、父と母父がディープインパクトと欧州種牡馬で構成される血統馬という意味では、2021年10人気2着ランブリングアレーにも近いキャラクターで、波乱演出に一考。
ソーダズリングは、東京芝重賞の連対実績馬で、父ハーツクライ、母父シンボリクリスエス(ロベルト系)が、何れもヴィクトリアMで実績を残す種牡馬。
また、半姉マジックキャッスルは、2021年のヴィクトリアM3着馬。
ロベルトの血が強調された東京芝の好走実績馬という意味では、昨年の勝ち馬テンハッピーローズにも近しいキャラクターで大激走に警戒。
サフィラは、東京芝1600m重賞の連対実績馬で、全兄サリオスも、サウジアラビアRC1着、毎日王冠2勝、安田記念3着等々、東京コースの重賞レースに抜群の適性を見せた馬。
半姉サラキアは5歳牝馬で重賞初制覇。その後もエリザベス女王杯2着、有馬記念2着と結果を残したように、成長力のある一族で、まだまだ上積みの余地にも期待できるキャラクター。