2023年06月11日(日)
函館11R 函館スプリントS
直近5年の函館スプリントSは、全ての年で前走芝1400m以上の距離に出走していた距離短縮ローテ馬が、必ず1頭以上は馬券圏内に好走。
6年前の2017年も、距離短縮ローテ馬が1着3着。
7年前の2016年は、前走芝1600mG1レース出走馬が3着以内を独占。
いわゆる洋芝100%のイメージ通りに、スプリント戦ならがらも1400m以上の距離もこなせる体力の絶対値がポイントになるレース。
ムーンプローブは、前走桜花賞(阪神芝1600m・G1)からの距離短縮ローテ。
昨年の勝ち馬ナムラクレア、2017年の勝ち馬ジューヌエコール、2016年の勝ち馬ソルヴェイグも前走桜花賞からのローテーション。
父モーリスは、欧州型ロベルト系種牡馬。
過去5年の当レースで父欧州型は3勝。
昨年も、当日単勝7番人気以下の父欧州型血統馬が2着3着で馬券的には波乱の結果に。
スプリント重賞としてはスタミナ指向が強く、相応の才能に優れた欧州血統馬に相性のいい傾向も。
2走前のフィリーズレビュー(阪神芝1400m・G2)も、デビュー以来初の1400m戦&距離短縮ローテで僅差の2着と結果を残したように、本質がスピード指向の強いキャラクターで当レース向き。
ヴァトレニは、自身の全勝ち鞍6勝中4勝が、洋芝の札幌競馬場もしくは函館競馬場と、典型的な洋芝巧者のキャラクター。
父グラスワンダーは、前述したムーンプローブ同様、欧州型ロベルト系種牡馬。
母父サンデーサイレンスも、2020年1人気1着ダイアトニック、2017年7人気3着エポワス等々、相性のいいBMS。
叩き良化指向の強い欧州血統馬だけに、休養明け2戦目の臨戦過程も強調できる材料。
ウォーターナビレラも洋芝実績馬。
デビュー以来初の芝12000m戦前走となった高松宮記念(G1)は、距離というよりも、不良馬場に泣かされた参考外レース。
今回の競馬が復調のきっかけとなる可能性も。