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札幌2歳S(G3) [最終見解]

2023年09月02日(土)
札幌11R 札幌2歳S

過去5年の勝ち馬は、全て前走芝1800mで1着馬。

その勝ち馬5頭中3頭は、基本的に新馬戦よりもペースが速い未勝利戦の1着馬。

中距離戦経験馬の中でも、よりタフな経験値がアドバンテージになりやすいレース。

尚、近年の札幌2歳Sは、父か母父キングカメハメハ系の血統馬が4連勝中。

レースの質から、血統的にもタフさを兼ね備えた欧州型に相性のいい傾向。

ロジルーラーは、近年の当レースで期待値の高い、未勝利クラスの芝1800m1着のローテーション。

父はキングカメハメハ系の中でもスタミナ指向の強いルーラーシップ。

そのルーラーシップの母父に凱旋門賞馬トニービン。

昨年の札幌2歳Sは、トニービンの血を持つキングカメハメハ系種牡馬の産駒が1着2着。

6人気2着ドゥアイズは、ルーラーシップ産駒で、オープン特別の芝1800m戦の流れを経験していた馬。

全兄にダイヤモンドS(芝3400m・G3)勝ち馬グロンディオーズ。

より重厚な牝系であることも、当レースへ向けては強調材料。

ガイアメンテは、昨年の勝ち馬と同じキングカメハメハ系ドゥラメンテ産駒。

よりタフな経験値が有利になりやすい傾向を踏まえれば、重馬場の新馬戦を勝ち上がった実績も買い材料。

母ミュージカルロマンスは、競馬を使う毎に上昇を見せた典型的な叩き良化型タイプ。

デビュー2戦目の今回は、更なるパフォーマンスの上昇度も。

パワーホールは、今世代からの新種牡馬スワーヴリチャードの産駒。

今札幌開催の芝1800m戦におけるスワーヴリチャー産駒は[3.3.0.0]の連対率100%と驚異の成績。

近親ミッドサマーフェアも、札幌芝1800m重賞のクイーンS3着馬。

未知の魅力という意味ではメンバー随一の存在。