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ローズS(G2) [最終見解]

2023年09月17日(日)
阪神11R ローズS

阪神開催のローズSは、スピードを強化する種牡馬の血を強く有するタイプが走りやすい傾向。

その詳細は、米国血統がポイントになる阪神開催のローズSを参照。

ブレイディヴェーグの母父ディープインパクトは、中京開催の直近3年、またそれ以前の阪神開催においても特注系の種牡馬。

ローズSにおける父か母父ディープインパクトの血統馬は、実に8年連続で連対中。

2020、2018年は、当該血統馬が馬券圏内を独占。

2017~19年の直近3年の阪神開催で馬券に絡んだ9頭中5頭も、ディープインパクト産駒。

また、その5頭中3頭は、母の父が米国型種牡馬という共通項も。

父ロードカナロアは、言わずと知れた世界のスプリント王者で、母の父は米国競馬の超名血Storm Cat。

ディープインパクトの血にプラスαでスピードを強化された阪神開催のローズSで走る典型のキャラクター。

近親に、2015年のローズS2着馬で、オークス、秋華賞の牝馬2冠を制したミッキークイーン。

クラシックレベルのスケール感を持ち合わせる牝系であることも、今回の競馬へ向けては有利。

レミージュは、阪神開催のローズSで特注ローテの前走オークス出走馬。

2017~19年の阪神競馬場で行われた直近3年のローズSは、馬券に絡んだ9頭中5頭が、前走オークス(東京芝2400m・G1)からのローテーション。

父はディープインパクト系キズナ。母の父は米国型ミスプロ系Gone West。

種牡馬Gone Westは、米国血統馬の中でも快速型として知られるスピードに長けたタイプ。

臨戦過程、血統構成ともに阪神開催のローズS向きと言える1頭。

アンリーロードも、父がディープインパクト系リアルインパクト。

阪神開催の直近3年のローズSで、前走オークス以外のローテーションから馬券に絡んだ4頭中3頭は、前走2着以内の好調馬かつ、近2走以内に上がり順位3位以内の末脚の実績があった馬というデータも。

末脚の裏付けがある好調馬が走りやすいという意味では、前走のカーネーションC(東京芝1800m)を上がり最速の末脚で勝ち切っていることも強調材料。

尚、本馬は、いわゆる競馬を使う毎の成長度に定評がある名牝系クラフテイワイフの一族。

近親トーセンジョーダン、トーセンスターダムは何れも古馬になってG1初制覇。

一族の成長曲線も込みで、3歳春以上のパフォーマンスまで期待できる1頭。