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マイルCS(G1) [最終見解]

2023年11月19日(日)
京都11R マイルCS

京都開催時のマイルCSは、大前提として勢いのある近走好調馬が圧倒的に有利。

また、その中でも中距離指向の強いタイプが走りやすい傾向も。

その詳細は、好調馬の中でも中距離型が走る京都マイルCSを参照。

ナミュールは、前走富士S(G2)1着からの勢いのあるローテーション。

その前走は、上がり順位2番手の末脚を計測。

京都開催の直近3年で馬券に絡んだ9頭中8頭は、近2走以内に1800m以上の芝重賞出走or芝重賞で上がり順位3番手以内の末脚実績があった馬。

中距離指向のスタミナ、直線の伸びも活かされやすいレースだけに、前走の上がり実績も強調材料。

また、京都開催の近3年の勝ち馬は全馬が芝1800m以上の中距離重賞で好走実績を持っていた馬。当日単勝4番人気以下で3着以内に好走した5頭中4頭も当該実績馬。

本馬は3歳時に2400mG1のオークスで3着、2000mG1の秋華賞で2着に好走した実績も。

2017~19年の3年連続で馬券圏内に好走したペルシアンナイトも、ハービンジャー産駒で皐月賞2着など中距離G1の実績を持っていたキャラクター。

尚、そのペルシアンナイトはゴールドアリュールの近親。

ナミュールは、日本調教馬としては初となる快挙で2021年のBCディスタフ(米ダ1800m・G1)を制したマルシュロレーヌの近親。

牝系がダートの超名血系であることも含めて、この両者は極めても高い2頭。

世界ナンバーワンの呼び声も高いR.ムーア騎手の手腕も込みで、勝ち切る競馬に期待したい1頭。

ソーヴァリアントは、例年期待の高い好調ローテ、近走1800m以上の中距離戦出走、そして父ステイゴールド系と概ねの条件を満たすキャラクター。

2019年の勝ち馬で、このマイルCSで2年連続連対の実績を持つインディチャンプも、本馬と同系統のステイゴールド産駒。

また、そのインディチャンプも1800m以上の芝重賞で複数回の好走実績を持っていた馬。

この馬自身、前走が初のマイル戦出走だっただけに、上積みの余地にも期待できる今回は、前走からの更なる上昇も。

レッドモンレーヴは、前走の富士Sが上がり最速の末脚で僅差の2着。

2018年の勝ち馬ステルヴィオと同じ欧州型キングマンボ系のロードカナロア産駒。

母父ディープインパクトは、京都開催のマイルCSで超のつく特注系種牡馬。

ディープインパクト産駒は、京都開催の2012~19年の8年連続で必ず1頭以上は馬券内に好走というデータも。

今年のマイルCSに出走を予定する馬の中で、父か母父ディープインパクトの血統馬は本馬1頭のみ。

この条件だけでも評価に値する1頭。