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中日新聞杯(G3) [最終見解]

2023年12月09日(土)
中京11R 中日新聞杯

過去5年の中日新聞杯は、前走1800m以下出走の距離延長馬or近2走以内に3コーナー5番手以内の先行経験馬が3勝。

当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ10頭中6頭も、上記ローテーションの該当馬。2020年も前走1800m以下出走の距離延長馬が馬券圏内を独占。

要するに、近走で速い追走スピードを経験している馬の期待値が高いレース。

ホウオウビスケッツは、前走の日本ダービー(東京芝2400m・G1)が、道中2番手追走から見せ場十分の内容で6着。

日本の最高峰のレースで先行した経験は何よりの強調材料。

父マインドユアビスケッツは、スピードを強化する米国型ヴァイスリージェント系種牡馬。

現役時代は、世界のダート短距離カテゴリーにおける最高峰レースとして位置づけられるドバイゴールデンシャヒーン(首ダ1200m・G1)を連覇。

2020、2021年と2年連続で馬券に絡んだシゲルピンクダイヤは、1200mG1馬を輩出したダイワメジャーの産駒。

2018年12人気2着と高配当馬券を演出したショウナンバッハは、父としても種牡馬としても1200mG1レースを制したサクラバクシンオーを母の父に持つ血統馬。

いわゆるスプリント指向の強い血を持つ馬も期待値の高いレース。

父か母父ヴァイスリージェント系血統馬で、近走先行経験馬、かつ3歳馬という意味では2018年の勝ち馬ギベオンにも酷似するキャラクター。

ピンハイは、前走カシオペアS(阪神芝1800m)2着からの臨戦過程。

2020年の中日新聞杯は、前走1800m以下出走の距離延長ローテ馬が馬券圏内を独占。

近走先行経験馬と同様の理屈で、近走で1800m以下の速いペースを経験している馬も有利のレース。

父ミッキーアイルは、現役時代に高松宮記念2着、スプリンターズS2着と、芝1200mG1レースで結果を残したスプリント指向の強い種牡馬。

スピード指向の強いレースだけに、2000m以上の長距離戦で実績がない戦歴もむしろ強調材料。

スパイダーゴールドは、前述した当レースの実績種牡馬ダイワメジャーの産駒。

近走先行経験、距離延長ローテも強調材料。

前走は差し追い込み各馬が上位を独占、2走前は時計を要する不良馬場で持ち前のスピードを活かしきれず。

直近2走とは真逆の才能とも言える、スプリント指向の先行持続力が活かされやすい当レース出走で一変も期待できる1頭。