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天皇賞春(G1) [最終見解]

2024年04月28日(日)
京都11R 天皇賞春

京都競馬場で行われた過去3年の天皇賞春は、馬券に絡んだ9頭全馬が、父ディープインパクト系orステイゴールド系の血統馬という共通項。

また上記期間で馬券に絡んだ9頭は、全馬が前走2200m以上の芝重賞で5着以内に走っていた好調馬というデータも。

いわゆるリーディング上位のサンデー系血統馬の中でも、勢いのある馬が最も走りやすい傾向。

サリエラは、ディープインパクト産駒、かつ前走ダイヤモンドS(東京芝3400m・G3)2着からの好調ローテ。

母の父Lomitasは、ニジンスキーを経由する欧州型ノーザンダンサー系種牡馬。

ディープインパクト産駒で、母父が欧州型ノーザンダンサー系種牡馬、かつ前走が芝3000m超重賞で連対していた馬という意味では、昨年の勝ち馬ジャスティンパレスにも酷似するタイプ。

2019、2020年と連覇のフィエールマンも、ディープインパクト産駒で、母の父がニジンスキー系の血統構成馬。

半兄サリオスは、朝日杯フューチュリティS(芝1600m・G1)の勝ち馬。

京都開催の天皇賞春は、スピード指向の強いタイプであることも強みに。

昨年の3着馬で今年も出走を予定するシルヴァーソニックは、母エアトゥーレ、2代母スキーパラダイスが、何れも芝1600m重賞の勝ち馬。

2018年の勝ち馬レインボーラインは、マイル重賞の勝ち馬で、NHKマイルC(芝1600m・G1)3着の好走実績馬。

鞍上には武豊。

天皇賞春で最多となる8勝をマークする春の盾男こと武豊騎手騎乗で、勝ち切る競馬にも期待したい1頭。

ワープスピードは、母の父がディープインパクトで、前走阪神大賞典(阪神芝3000m・G2)2着からの買いローテ。

父ドレフォンは、スピードと持続力を強化する米国型ストームバード系種牡馬。

父と母父がディープインパクトとノーザンダンサー系種牡馬で構成される血統馬という意味では、前述したサリエラ、ジャスティンパレス、フィエールマンと同じ。

父と母父がディープインパクトと米国型種牡馬で構成される血統馬という意味では、2019年6人気2着グローリーヴェイズ(ディープインパクト×スウェプトオーヴァーボード)にも近いキャラクター。

チャックネイトは、往年の天皇賞春における特注血統としても知られる、トニービンの血が強調されたハーツクライ産駒。

当レースで3年連続馬券内に好走したシュヴァルグラン、2015、16年と2年連続10人気以下の人気薄で馬券に絡んだカレンミロティック、2015年7人気2着フェイムゲーム、2014年3人気2着ウインバリアシオンなども、全てハーツクライ産駒。

また、母ゴジップガールの現役時代の重賞勝ち鞍3勝が、全て芝2000m以下の距離であることも今回の競馬へ向けては強調材料。

ドゥレッツァは、世界のスプリント大国とも称される豪州牝系馬。

すでに2走前の菊花賞(京都芝3000m・G1)で示しているように、持ち前のスピードが活かされやすい京都の長距離戦は絶好条件。

テーオーロイヤルは、これまでの戦歴然り典型的なステイヤーで、スピードの要素は希薄のキャラクター。

京都よりもスタミナ指向が強い阪神開催だった一昨年の天皇賞春では3着に好走も、京都開催の今年に関してはその一昨年よりもパフォーマンスを落とす可能性も。