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阪神C(G2) [最終見解]

2023年12月23日(土)
阪神11R 阪神C

良馬場で行われた直近4年の阪神Cは、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭全馬が、父か母父ディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統馬。

またその5頭は、全馬が前走芝1600m以上の重賞レースで4コーナー5番手以内の先行経験があった馬という共通項も。

血統的にも臨戦過程的にも芝中距離指向が強く、その中でも気性的には前向きなタイプが走りやすいレース。

エエヤンは、ディープインパクト系シルバーステートの産駒。

直近4年の阪神Cは、父ディープインパクト系が2勝。昨年11人気3着ラウダシオン、2020年の勝ち馬で一昨年も3着に走ったダノンファンタジーも、父ディープインパクト系の血統馬。

2020年は、当日単勝4番人気以下の父ディープインパクト系血統馬がワンツー決着等々、近年の阪神Cの特注系。

前走のマイルCS(京都芝1600m・G1)では、4コーナー5番手の先行経験。

前述の通り、良馬場で行われた直近4年の阪神Cは、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭全馬が、前走芝1600m以上の重賞レースで4コーナー5番手以内の先行経験があった馬。

デビュー以来初の芝1400m戦出走のシチュエーションも込みで大敗続きの近走から一変の期待も懸けられる一頭。

エイシンスポッターは、ディープインパクト系エイシンヒカリ産駒で、直近4走連続で上がり順位3番手以内の末脚を計測。

中距離指向の強い当レースは、概ね距離短縮ローテ馬と同様の理屈で、近走上がり上位馬の成績も優秀。

過去5年の勝ち馬5頭中4頭は、近2走以内に上がり順位3番手以内or距離短縮ローテ馬という傾向も。

これまで芝1200mを狙って使われてきた戦歴も、母方は重厚なアイルランド牝系。

久しぶりの距離延長戦で変わり身の可能性も十分。

グレナディアガーズは、一昨年の阪神C勝ち馬で、昨年も2着と典型的な舞台巧者のキャラクター。

短距離重賞としては特殊な才能が問われる当レースは、いわゆるリピーターの活躍も顕著。

2009、10年はキンシャサノキセキが連覇。2011、12年はサンカルロが連覇、2013、14年はリアルインパクトが連覇。

近年でも、ダノンファンタジーが2020、2021年と2年連続で馬券圏内に好走。

6着に敗れた前走のスワンSは、阪神との比較で言えば得意ではない京都競馬場での一戦に加えて、約7ヵ月の休養明け初戦。

阪神替わりに加えて、休養明け2戦目の上積みにも期待できる今回は定石通りの変わり身に期待できるシチュエーション。