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弥生賞ディープインパクト記念(G2) [最終見解]

2024年03月03日(日)
中山11R 弥生賞ディープインパクト記念

近5年の弥生賞は、距離延長馬or前走2000mで3コーナー5番手以内の先行経験馬が全勝。

馬券に絡んだ15頭中13頭も、上記ローテーションを満たす馬。

また、父か母父が欧州型ノーザンダンサー系、ナスルーラ系、独国種牡馬、トニービンの血を持つ種牡馬の産駒など、血統的には欧州指向の強いタイプの好走も目立つレース。

尚、上記血統馬は、過去5年の弥生賞で3勝。当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭中4頭も該当。昨年も父欧州型ノーザンダンサー系血統馬が複勝圏内を独占する結果に。

要するに、臨戦過程的にはスピード指向の強いタイプで、血統的には重厚なキャラクターが走りやすいレース。

ダノンエアズロックは、前走のアイビーS(東京芝1800m)が、3コーナー2番手の位置取りから1着。

距離延長ローテで、近走先行経験の条件も満たす例年の当レースで期待値の高い臨戦過程。

血統構成は、モーリス×Fastnet Rock。

父、母父ともに日本の芝1200m重賞勝ち馬を輩出したスピード指向の強い種馬で、母父Fastnet Rockは近年の当レースで特注系の欧州型ノーザンダンサー系種牡馬。

近親にマイル重賞3勝馬プリモシーンがいる一族で、母方は世界最高峰のスピード大国とも称される豪州牝系。

欧州指向の強いマイラーという意味では、2021年の2着馬シュネルマイスターにも近いキャラクターで、定石通りに当レース向きと言える1頭。

シュバルツクーゲルは、近年期待値の高い距離延長の前走芝重賞出走、かつ近走先行経験の条件を満たす馬。

父が主要のサンデー系種牡馬で、母父が重厚な独国血統、かつ近走先行経験馬という意味では、2022年9人気3着ボーンディスウェイを彷彿とさせるキャラクター。

実績上位のシンエンペラーは、父も母父も欧州型ノーザンダンサー系で先行脚質と、例年の当レースで走る典型。

ホープフルS(G1)で3コーナー5番手以内の先行経験馬も、昨年2着トップナイフ、一昨年3着ボーンディスウェイ、2021年1着タイトルホルダー等々、毎年の好走パターンで勝ち負けの可能性は高いであろう1頭。