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ターコイズS(G3) [最終見解]

2023年12月16日(土)
中山11R ターコイズS

近年のターコイズSは、いわゆるスタミナ指向の末脚が決まりやすい傾向が顕著。

過去5年の当レースは、当日単勝9番人気の立場から馬券に絡んだ5頭全馬が、父か母父欧州型orステイゴールド系の血統馬。

また、その5頭中4頭は、近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚の実績を持っていた馬。

ソーダズリングは、前走の三年坂Sが上がり最速の末脚で1着。

父ハーツクライは、ターコイズSにも実績を残すスタミナ指向の強いサンデー系種牡馬。

2016年1人気1着マジックタイム、2015年15人気3着オツウもハーツクライ産駒。

母父が欧州型ロベルト系で、前走の上がり順位が3番手以内馬という意味では、前述したマジックタイムに酷似するキャラクター。

ルージュエクレールは、今回と同舞台となる前走の秋風S(中山芝1600m)が上がり最速の末脚で1着。

マイル重賞としては特異な才能が問われる当レースは、この舞台だけ走るスペシャリストも輩出されやすく、リピーターや舞台実績馬の活躍も顕著。

直近2年の当レースはミスニューヨークが連覇、20年21年は2年連続でアンドラステが連対、17、18年はミスパンテールが連覇、デンコウアンジュは2年連続人気薄で3着に好走。

また、昨年12人気3着と高配当馬券を演出したフィアスプライドは、本馬と同様に前走秋風Sで1着、かつ上がり最速の末脚を使っていた馬。

父が欧州型ロベルト系のエピファネイアで、母父が欧州型キングマンボ系キングカメハメハと、欧州指向の強い重厚なタイプであることも強調材料。

昨年の当レースも、父か母父ロベルト系orキングマンボ系の血統馬が馬券圏内を独占。

母方は、ソダシやママコチャなどのG1馬を輩出した名牝系シラユキヒメの一族。

その血統スケールという意味においてもメンバー随一。

ヒップホップソウルは、自身の重賞好走実績が全て中山芝の舞台巧者。

母ダンスファンタジアも当舞台の重賞勝ち馬。

父は、ステイゴールド系やハーツクライ系など重厚なサンデー系血統が走るレースに強いキタサンブラック。

舞台適性は水準以上と見立てます。