2025年06月29日(日)
福島11R ラジオNIKKEI賞
過去5年のラジオNIKKEI賞は、距離延長馬or前走3コーナー5番手以内の先行経験馬が4勝。
また、父か母父がミスプロ系、ノーザンダンサー系、ロベルト系、独国種牡馬など、非サンデー系種牡馬の血を色濃く有する馬が走りやすい傾向も。
上記の血統馬は、過去5年の当レースで4人気以下から複勝圏内に好走した11頭中10頭が該当。
この結果が示す通り、前向きな気性を兼ね備えた日本の非主流血統馬が、毎年のように激走するレース。
エーオーキングは、前走の水仙賞(中山芝2200m)が積極果敢な逃げの手から2着以下を2馬身以上突き放すパフォーマンスを披露。
3走前は、今回と同舞台となる福島芝1800m戦で未勝利勝ち。
近年の当レースは、昨年4人気2着シリウスコルト、20年8人気1着バビット、19年9人気2着マイネルサーパス等々、福島芝で勝利実績を持つ馬も有利。
尚、本馬の母父タイキシャトルは、サンデーサイレンスを経由しないヘイロー系種牡馬。
前述した2020年の勝ち馬バビット(8人気)も、福島芝で勝利実績、かつ前走で逃げ切り勝ちを収めていた母父タイキシャトルの血統馬。
非サンデー系血統馬の中でも、短距離指向のスピードを兼ね備えたタイプが走りやすい当レース向きと言えるキャラクター。
レーヴブリリアントは、これまで自身の勝ち鞍2勝が何れも芝1600m戦。
昨年は人気薄の2頭が揃って1着2着、一昨年も当該実績馬が8人気2着等々、芝1600m以下の距離で勝利実績を持つも、その期待値は水準以上。
母の父ロードカナロアは、非サンデー系種牡馬で、前述したタイキシャトル同様、芝1200mのG1レース勝ち馬。
2020年7人気2着パンサラッサも、ロードカナロア産駒。
1800m重賞ながらも、タイキシャトル、ロードカナロア等々、非サンデー血統のスピード型タイプが走りやすい当レースのコンセプトに合致する1頭。
フクノブルーレイクも、母の父がロードカナロアで、父ウインブライトが当レースにも実績十分のステイゴールド系種牡馬。
ラジオNIKKEI賞と同じ右回りの芝1800m重賞スプリングS(G2)2着の実績も今回のメンバーの中では最上位だけに、定石通りに勝ち負けを期待。