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NHKマイルC(G1) [最終見解]

2024年05月05日(日)
東京11R NHKマイルC

直近5年のNHKマイルCは、前走芝重賞で5着以内が全勝。馬券に絡んだ15頭中13頭も当該ローテ馬。

また、ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド、ダイワメジャー等々、主流の父サンデー系血統、あるいは父キングマンボ系は、過去5年で4勝。

当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ9頭中8頭も、上記の血統条件を満たす馬。

近走好調馬の中でも、いわゆる日本特有の中距離指向の体力に優れた日本の王道血統馬が走りやすいG1競走。

ゴンバデカーブースは、今回と同舞台となるサウジアラビアRC(東京芝1600m・G3)1着からの臨戦過程。

血統構成は、ブリックスアンドモルタル(米国型ストームバード系)×ディープインパクト。

昨年3人気3着オオバンブルマイ、一昨年18人気3着と大波乱を演出したカワキタレブリーも、父が米国型ストームバード系種牡馬で、母父ディープインパクトという血統構成馬。

この結果が示す通り、近年のNHKマイルCは、主流血統にプラスαで、米国指向のスピード強化型が最も走りやすい傾向も。

これまで東京芝1600m2戦2勝、鞍上モレイラ騎手等々の材料も込みで、勝ち切る競馬に期待したい1頭。

ディスペランツァは、アーリントンC(阪神芝1600m・G3)1着からの買いの臨戦過程。

父ルーラーシップは主流キングカメハメハ系種牡馬で、母父Medaglia d’Oroはスピードを強化する米国型サドラーズウェルズ系種牡馬。

直近2年の当レースは、連対馬4頭中3頭が、父か母父がキングカメハメハ系の血統馬。

また、父がキングカメハメハ系で、母父がサドラーズウェルズ系血統馬という意味では、2022年の勝ち馬ダノンスコーピオンとも全く同様となる血統構成馬。

尚、本馬も芝1600mに限れば2戦2勝。未だ底を見せていない戦歴も今回の競馬へ向けては強調材料。

アスコリピチェーノは、過去10年のNHKマイルCで、最も馬券対象馬を輩出するダイワメジャーの産駒。

過去10年の当レースでダイワメジャー産駒は[2.2.1.6]の連対率36.4%、複勝率45.5%と圧巻の成績。

阪神ジュベナイルF(阪神芝1600m・G1)の勝ち馬、かつダイワメジャー産駒という意味では、2021年2着レシステンシア、2016年の勝ち馬メジャーエンブレムと同じ。

想定上位人気馬の中では、最も信ぴょう性の高い1頭である可能性も。