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函館2歳S(G3) [最終見解]

2024年07月13日(土)
函館11R 函館2歳S

過去3年の函館2歳Sで、当日単勝8人気以下の立場から馬券に絡んだ3頭は全馬が、前走が函館芝1200m以外のレースに使われていた馬という共通項。

また、過去3年で当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ6頭は全馬が、ミスプロ系、ノーザンダンサー系、プリンスリーギフト系等々、いわゆる非サンデー種牡馬の産駒。

当舞台に対する適性の高さを見せていない、いわゆる非主流血統の馬力型が走りやすいレース。

リリーフィールドは、新馬戦の前走が函館ダ1000mで1着。例年期待値の高い前走函館芝1200m以外の臨戦過程。

昨年10人気1着ゼルトザーム、一昨年8人気3着オマツリオトコも、函館ダ1000m1着からの臨戦過程で波乱を演出。

父モズアスコットは今年度からの新種牡馬で、サドラーズウェルズを経由するノーザンダンサー系種牡馬。

前述したゼルトザーム、オマツリオトコも、父ノーザンダンサー系の血統馬。スピード指向の強いサドラーズウェルズ系種牡馬の産駒という意味では、オマツリオトコ(父ヴィットリオドーロ)と全く同じ血統馬。

「芝でもダートでも走る」という前走後の武豊騎手のコメントも込みで、激走に期待したい1頭。

ヒデノブルースカイは、前走函館芝1000m1着からの距離延長ローテ。

昨年4人気3着スカイキャンバス、2020年10人気1着リンゴアメなども当該ローテ馬。

父ナダルは、米国産のロベルト系種牡馬で、現役時代は1400m重賞を制した実績を持つスピード型。

尚、本馬の2代母スリープレスナイトは、2008年のスプリンターズS勝ち馬。

いわゆる日本の芝スプリント重賞レースに対する血統スケールという意味においてもメンバー随一の存在で、勝ち負けに期待。

チギリの父レッドファルクスは、フォーティナイナーを経由するミスプロ系種牡馬で、2016、2017年のスプリンターズSを連覇した稀代のスプリンター。

そのレッドファルクスも、未勝利レベルを勝ち上がるまでに3戦の競馬を要したように、競馬を使う毎に上昇を見せるタイプで、デビュー3戦目の今回は更なる上積みも。