2024年05月26日(日)
東京11R 日本ダービー
近5年の日本ダービーは、芝1800m以下の重賞レースで連対実績を持っていた馬が3勝。
2020、2021年は、上記の実績馬が馬券圏内を独占。
また近5年の日本ダービーで、当日単勝6人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭中4頭は、父か母父が米国型orナスルーラ系orダンチヒ系の血統馬。
戦歴、血統ともに、いわゆるスピード指向の強い傾向が顕著に垣間見えるG1競走。
シックスペンスは、前走スプリングS(中山芝1800m・G2)1着からのローテ。
近5年の日本ダービーは、芝1800m以下の重賞レースで連対実績があった馬が3勝。2020、2021年は当該実績馬が馬券圏内を独占する結果に。
また一昨年の勝ち馬ドウデュース、2021年9人気3着ステラヴェローチェ、2020年の2着馬サリオスは、全馬が芝1600m重賞の勝ち馬という共通項。
1800m以下の距離で勝利実績を持つような、短距離寄りのスピード指向が強いタイプが走りやすく、芝1600mで2勝の実績も今回の競馬へ向けてはアドバンテージと言える実績。
父はディープインパクト系キズナ。
母父Twirling Candyは、米国型の快速血統Fappianoを経由するミスプロ系種牡馬。
前述の通り、父か母父米国型、ナスルーラ系、ダンチヒ系等々、スピード強化型タイプは、近5年で6人気以下から馬券に絡んだ5頭中4頭が該当する特注血統。
尚、本馬の母フィンレイズラッキーチャームは、米国のダ7F(約1400m)G1レース、マディソンSの勝ち馬。
近年のダービーでポイントになる、米国指向のスピードという意味では、メンバー屈指の存在である可能性も高く、ここは勝ち切る競馬にも期待したい1頭。
ゴンバデカーブースは、自身の勝ち鞍2勝が何れも芝1600m戦で、マイル重賞の勝ち馬。
父が米国型ストームバード系ブリックスアンドモルタル、母父がディープインパクトの血統馬。
父と母父が、ディープインパクトとストームバード系種牡馬で構成される芝1600mの勝利実績馬という意味では、2019年の2着馬ダノンキングリー(ディープインパクト×Storm Cat)を彷彿とさせるキャラクター。
また、そのダノンキングリーは、古馬になってマイルG1レースの安田記念を制覇。
ゴンバデカーブースも、将来的な戦歴の予測という意味では、マイル指向のスピードタイプになる可能性も高く、定石通りに当レース向きと言える1頭。
シュガークンは、ドゥラメンテ×サクラバクシンオーの血統構成。
主流の血にプラスαで米国血統同様、スピード強化型のナスルーラ系の血を併せ持つ馬。
2021年の勝ち馬シャフリヤール、2022年の勝ち馬ドウデュースは、何れも父が主流のサンデー系種牡馬で、母の父がスピード強化型のナスルーラ系種牡馬という血統構成。
父がブラックタイドからドゥラメンテに変わったことで、兄キタサンブラックよりも主流指向の強いタイプで、兄よりもダービー適性は断然上と見立てます。
皐月賞馬ジャスティンミラノは、父が主流のキズナで、母父がスピード強化型のダンチヒ系種牡馬Exceed And Excel。
母マーゴットディドは、直線5F(約1000m)の芝G1レース、ナンソープS勝ち馬と快速型。
2冠馬になる資質、その可能性も十分と言える1頭でしょうか。