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函館スプリントS(G3) [最終見解]

2024年06月09日(日)
函館11R 函館スプリントS

札幌開催の2021年を除く近4年の函館スプリントSで、当日単勝5番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭中4頭は、2勝クラス以上の洋芝1200mで勝利実績orオープンクラスの洋芝1200mで連対実績があった馬。

また、上記の期間で5番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭は全馬が、父ミスプロ系orノーザンダンサー系の血統馬という共通項も。

要するに、日本の主要舞台とは異なる洋芝開催の芝重賞レースだけに、舞台実績馬、あるいは父が非サンデー血統馬等々、主流ではない特殊な才能に優れたタイプが走りやすいレース。

ゾンニッヒは、オープンクラスの函館芝1200m戦で勝利実績を持つ馬。

父ラブリーデイは、非サンデー系で欧州型キングマンボ系に属される種牡馬。

父キングマンボ系血統馬は、札幌開催の21年を除く直近4年で3勝。近4年で5連対、昨年は該当馬がワンツー。

ラブリーデイと同系統の、キングマンボ系ロードカナロア産駒のジュビリーヘッドも、近2年連続で連対中と相性抜群。

この馬自身も函館芝1200mに限れば1戦1勝と、底を見せていない戦歴で勝ち負けに期待。

サトノレーヴも、前述したジュビリーヘッドと同じロードカナロア産駒で、函館芝の勝利実績馬。

半兄にスプリンターズS、高松宮記念でともに2着と、G1戦線で活躍したハクサンムーン。

いわゆるスプリンターとしての資質、そのスケールもメンバー随一と言える1頭。

サウザンサニーは、父タリスマニックがノーザンダンサー系種牡馬、母父がキングマンボ系ワークフォースで、3代までにサンデー系の血を持たない非主流血統馬。

洋芝と類似性が高いタフな中山芝で3連勝中の実績も、今回の競馬へ向けては強調材料で洋芝重賞向き。