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マーメイドS(G3) [最終見解]

2024年06月16日(日)
京都11R マーメイドS

阪神競馬場の改修工事に伴い、京都芝2000mで施行される今年のマーメイドS。

京都芝2000mで行われる牝馬限定の重賞レースという意味では、牝馬3冠最終戦の秋華賞(京都芝2000m・G1)と同条件。

あくまでも今年のレースに関しては、この秋華賞が一応のサンプルとなるでしょうか。

3年ぶりに京都芝2000mで行われた昨年の秋華賞は、上級条件の芝1800m以下の距離で勝利実績を持っていた馬が掲示板内を独占。

また、父か母父がキングカメハメハ系、ディープインパクト系、ハーツクライ系、もしくはエピファネイア産駒の何れかに該当する血統馬も、掲示板内を独占。

いわゆる日本の王道血統馬の中でも、よりスピード指向の強いタイプが走りやすい、といった傾向も。

ミッキーゴージャスは、キングカメハメハ系ミッキーロケットの産駒で、母の父がディープインパクトの王道血統馬。

昨年の秋華賞も、父キングカメハメハ系血統馬のワンツー決着。惜しくもハナ差4着だったドゥーラも当該血統馬。

母ミッキークイーンは、芝1600m重賞の勝ち馬で、今年のマーメイドSと同舞台で施行された2015年の秋華賞(G1)勝ち馬。

この馬自身も京都芝2000mで圧勝の実績があるように、スピード指向の強い王道血統馬の典型で、定石通りに当レース向きと言えるキャラクター。

配当妙味に、アリスヴェリテ、エリカヴィータの2頭。

アリスヴェリテは、主流のディープインパクト系キズナ産駒で、母の父がCozzene。

種牡馬Cozzeneは、アドマイヤコジーン、エイシンバーリン等々、芝1200mのG1レース好走馬を複数輩出したスプリント指向、スピード指向に優れたナスルーラ系種牡馬。

今年のマーメイドSと同舞台で行われた昨年の秋華賞2着馬マスクトディーヴァも、2代母が1200m重賞勝ち馬のビハインドザマスク。

父が主流種牡馬で、母方がスプリント指向の強い牝系という意味で、この両者は類似性の高いキャラクター。

1800m以下の距離で勝利実績を持つことも今回の競馬へ向けては強調材料で、渋太い粘り込みに期待したい1頭。

エリカヴィータは、言わずと知れた日本の主要種牡馬キングカメハメハの産駒で、母父が短距離指向のスピードに優れたフジキセキ。

母マルシアーノの全兄に、高松宮記念(芝1200m・G1)連覇の実績を持つキンシャサノキセキ。

デビュー戦を芝1600mの距離で勝ち上がったように、本質はスピード指向の強いタイプである可能性も高く波乱演出に一考。

コスタボニータピンハイ辺りも、スピード指向の強いタイプで適条件。