血統マニアが送る競馬マニアのための競馬情報ブログ!

紫苑S(G2) [最終見解]

2024年09月07日(土)
中山11R 紫苑S

直近5年の紫苑Sは、馬券に絡んだ15頭中9頭が、前走で春の芝G1レースに出走していた馬。またそのうち8頭は前走オークス(東京芝2400m・G1)からのローテーション。

基本的には、いわゆる春の実績馬が順当に走るレース。

また、3歳秋に行われる重賞競走ということもあり、いわゆる成長力に定評がある欧州血統馬が走りやすい傾向も特徴的のレース。

中でも、父か母父がロベルト系とキングマンボ系は特注血統。

近5年の紫苑Sは当該血統馬が3勝、馬券に絡んだ15頭中9頭も該当。

ミアネーロは、前走オークスからの臨戦過程で、父ドゥラメンテはキングカメハメハを経由する欧州型キングマンボ系種牡馬。

2022年の紫苑Sは、父か母父キングカメハメハ系血統馬が馬券圏内を独占。2着サウンドビバーチェは、本馬と同じドゥラメンテ産駒。

また、中山芝重賞レースのフラワーC(G3)勝ち馬であることも、今回の競馬へ向けては強調材料。

過去5年の紫苑Sは、1勝クラス以上の中山芝で勝利実績を持っていた馬が3勝。またそのうち2頭は中山芝の重賞レース勝ち馬というデータも。

ホーエリートも、前走オークスからの臨戦で、キングカメハメハ系ルーラーシップの産駒。かつ中山芝重賞の連対実績馬。

2019年1着パッシングスルー、2着フェアリーポルカは、ともにルーラーシップの産駒。

母の父はステイゴールド。中山芝中長距離重賞レースの鬼としても知られる種牡馬で、紫苑Sに対する相性も水準以上。

2022年6人気3着ライラックは、ステイゴールド系オルフェーヴルの産駒。

2021年4人気2着スルーセブンシーズは、ステイゴールド系ドリームジャーニーの産駒。

2017年6人気2着カリビアンゴールドは、ステイゴールド産駒。

フォーザボーイズは、今年のメンバーの中では唯一となる前走芝2000mの条件戦1着からの臨戦過程。

前走が芝2000mの条件戦で1着馬は、2021年12人気3着ミスフィガロ、2019年2人気1着パッシングスルー等々、別路線組の特注ローテ。

エピファネイア×ハービンジャーの血統構成で、父、母父ともに欧州種牡馬であることも有利。

昨年4人気1着モリアーナは、エピファネイアの産駒。

2018年1着ノームコア、2017年ディアドラは、何れもハービンジャーの産駒。

近親には、同時期に施行されるセントライト記念(G2)3着馬アドマイヤスピカ。

3歳秋以降にパフォーマンスを上昇させる典型のキャラクターで波乱演出に一考。