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セントウルS(G2) [最終見解]

2024年09月08日(日)
中京11R セントウルS

今年は、中京芝1200mで施行されるセントウルS。

2020~2022年のセントウルSも中京競馬場で施行。

その勝ち馬3頭は全馬が、前走1400m以上の芝重賞に出走していた距離短縮ローテ馬。

2020年のセントウルSは、前走芝1600m重賞に出走していた距離短縮ローテ馬が馬券圏内を独占。2着メイショウグロッケは、単勝12番人気の超大穴。

また、上記期間で馬券に絡んだ9頭中8頭は、距離短縮ローテor近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績馬という共通項も。

尚、今年のセントウルSと同舞台で実施された3週前のCBC賞(中京芝1200m・G3)も、距離短縮ローテのドロップオブライト、スズハロームが1着2着。

この結果が示す通り、中京芝1200m重賞は、スプリント重賞ながらも、いわゆる1400m以上もこなせる体力の絶対値がポイントになりやすい舞台。

ダノンスコーピオンは、前走安田記念(東京芝1600m・G1)からの距離短縮ローテ。

中京開催の直近3年のセントウルSは、前走芝のマイルG1レース出走馬が2勝。

前走安田記念からの臨戦で、ロードカナロア産駒、かつ馬主がダノックスという意味では、2020年のセントウルS勝ち馬ダノンスマッシュと全く同じにもなるキャラクター。

尚、そのダノンスマッシュは、安田隆行調教師の管理馬。

ダノンスコーピオンも、転厩前は安田隆行調教師の管理馬。

この両者は、育成方法という意味においても類似性の高いタイプで、初の芝1200m出走で激走する可能性も水準以上に高いと見立てます。

テンハッピーローズは、前走ヴィクトリアM(東京芝1600m・G1)1着からの買いローテ。

父エピファネイア、母父タニノギムレットは、何れも欧州型ロベルト系種牡馬。

2021年の2着馬ピクシーナイト、3着馬クリノガウディーは、何れも父がロベルト系種牡馬。

またピクシーナイトは、芝1600m重賞の勝ち馬で、後に芝1200mG1レースを制覇。

クリノガウディーも、芝1600mG1レースの連対実績馬で、後に芝1200mG1レースで1着入線(4着降着)。

古馬になって距離を短縮させて、更に伸びしろを魅せるロベルト系血統馬の特性を踏まえれば、デビュー戦以来となる芝1200m戦出走で、前走以上のパフォーマンスを魅せる可能性も。

トウシンマカオは、距離短縮ローテで、父が欧州型ナスルーラ系のビッグアーサー。

同じく中京開催だった一昨年の当レースは、本馬と同系統のサクラバクシンオーを母父に持つファストフォースが6人気2着。また同年4人気3着サンライズオネストも、母の父に欧州型ナスルーラ系ジャングルポケットを持つ血統馬。

中京開催の直近3年のセントウルSは、4人気以下の立場から馬券に絡んだ4頭全馬が、父か母父に欧州型種牡馬を持つ馬という共通項も。

尚、本馬は、今年のセントウルSと同舞台で行われた今年の高松宮記念(6着)、昨年の高松宮記念(15着)は、何れも重馬場以上に悪化した苦手な道悪馬場で能力を出し切れず。

通常の馬場状態であれば、大きく巻き返してきても不思議はない1頭。