2024年09月22日(日)
中山11R オールカマー
近5年のオールカマーは、馬券に絡んだ15頭中14頭が、近2走以内に上がり順位3番手以内or距離短縮馬。
また父が欧州種牡馬、あるいはステイゴールド系orハーツクライ系の種牡馬の産駒は過去5年で4勝。
臨戦過程、血統ともに、いわゆるスタミナ指向の強い傾向が垣間見えるG2競走。
サリエラは、例年期待値の高い前走天皇賞・春(京都芝3200m・G1)からの距離短縮ローテ、かつ2走前のダイヤモンドSでは上がり順位3番手の末脚をマーク。
オールカマーと同様に、非根幹距離の目黒記念(東京芝2500m・G2)で3着に好走している実績も、今回の競馬へ向けては強調材料。
血統構成は、ディープインパクト×Lomitas。
母父Lomitasは、ノーザンダンサーを経由する欧州型ニジンスキー系種牡馬。
目黒記念で上位に走った実績があるディープインパクト産駒、かつ母父が欧州型ノーザンダンサー系種牡馬という意味では、昨年7人気3着ゼッフィーロを彷彿とさせるキャラクター。
2020年5人気1着センテリュオも、非根幹距離に勝利実績があったディープインパクト産駒。
尚、そのゼッフィーロ、センテリュオは、何れも戸崎圭太騎手がエスコート。
戸崎騎手は、近5年のオールカマーで計3度、馬券圏内に好走。また、その3頭は全て当日単勝5番人気以下の人気薄と、鞍上のレース相性も込みで勝ち切る競馬にも期待したい1頭。
サヴォーナは、前走の函館記念(函館芝2000m・G3)で、上がり順位2番手の末脚を計測。
父がディープインパクト系キズナ、母の父は欧州型ノーザンダンサー系のスニッツェル。
上級条件の非根幹距離で勝利実績を持つことも強調材料で、2000→2200m戦への舞台替わりで前走からの更なる上積みも。
レーベンスティールは、前述した2頭同様にディープインパクト系×欧州型種牡馬の血統馬で、中山芝2200m重賞の勝ち馬。
自身の勝ち鞍4勝も全て1800or2200mの非根幹距離と、非主流指向の強い典型のタイプで、今回の条件であれば大崩れも考え難い1頭。