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ダート実績馬に注目したい函館記念

過去5年で3着以内に好走した15頭中10頭は、当日単勝4人気以下の人気薄。

また、その10頭中4頭は単勝10番人気以下の大穴と、JRA重賞屈指の波乱度を誇る函館記念。

その波乱傾向を助長する1つの大きな要因として、ダート指向の強い傾向が挙げられます。

昨年7人気1着ハヤヤッコ、一昨年2人気1着トーセンスーリヤは、何れもダート戦の勝利実績を持っていた馬という共通項。

3連単の配当金が57万円を超える大荒れ決着となった2018年も、7人気2着サクラアンプルール、13人気3着エテルナミノルがダート戦の勝利実績馬。

更には、2017年7人気3着ヤマカツライデンもダート戦の勝利実績馬。

本来、日本の芝2000m戦は、直線の伸びやスピードが問われる方向性がスタンダードの形。

要するに函館記念は、従来の2000m戦の方向性とは相反するダート的なパワーや持続力などの要素が極めて高い次元で問われやすいからこそ一筋縄にはいかない、といった解釈もできるでしょうか。

参考までに、今年の函館記念に出走を予定する馬の中で、ダート戦の勝利実績を持つ馬は、テーオーシリウスハヤヤッコロングランの3頭。

テーオーシリウスは、ダートG1レースを9勝したヴァーミリアンの一族スカーレットインクの牝系。

日本ダート界最高レベルの牝系だけに、ダート指向の強い競馬では相応の評価を与えられる1頭。

ハヤヤッコは、昨年の当レース勝ち馬。

キングカメハメハ×クロフネの構成で、父、母父ともに芝ダート相応のG1レースで複数頭の好走馬を輩出。

その実績が示す通り、ダート指向の強い芝レース、芝指向の強いダートレースは絶好条件と言えるキャラクター。