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天皇賞秋(G1) [最終見解]

2024年10月27日(日)
東京11R 天皇賞秋

直近5年の天皇賞秋は、前走が芝G1レース出走or前走芝G2レースで3着以内の括りで、馬券に絡んだ15頭全馬が該当。

また、父か母父が欧州種牡馬or母方が欧州牝系の該当馬は過去5年で4勝、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭中4頭も当該血統馬。

競走馬として一定の格を兼ね備える馬の中でも、いわゆる欧州指向の強い重厚なタイプが最も走りやすい傾向も。

リバティアイランドは、前走ドバイシーマクラシック(首・芝2410m・G1)3着からのローテーション。

父が欧州型キングマンボ系ドゥラメンテ、母父が欧州型ロベルト系All Americanと、近年の天皇賞秋でポイントになる欧州指向の強いキャラクター。

これまで芝1600mG1レースで2勝の実績も、秋の天皇賞へ向けてはアドバンテージ。

過去5年の勝ち馬5頭は全馬が、芝1800m以下の重賞で勝利実績を持っていた馬というデータも。

また、過去5年で当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭中4頭も、芝1800m以下の重賞レースで連対実績があった馬。

尚、近年の天皇賞秋は、斤量に恵まれる3歳馬or牝馬も有利。該当馬は過去5年で4勝、近5年で合計8頭が馬券に。

今年の出走予定馬の中で、3歳馬or牝馬は本馬1頭のみと、今回はメンバー構成にも恵まれた印象も。

ベラジオオペラは、前走宝塚記念(京都芝2200m・G1)3着からの買いローテ。

父は欧州型キングマンボ系ロードカナロア、母父は欧州型ノーザンダンサー系ハービンジャーと、ヨーロッパ指向の強い血統馬。

一族には、2008年の天皇賞秋でウオッカ、ダイワスカーレット等を相手にコンマ1秒差5着に走ったエアシェイディ。

芝1800mの重賞勝ち馬であることも含めて、定石通りに勝ち負けに期待。

ジャスティンパレスは、昨年の当レース2着馬。

その昨年の勝ち馬イクイノックス不在のメンバー構成であれば、順当に上位争いを期待できる1頭。

父がディープインパクトで、母父がノーザンダンサー系という組み合わせも、往年の天皇賞秋における特注血統。

2020年5人気2着フィエールマン、2018年4人気2着サングレーザーも当該血統馬。

また、前走宝塚記念からの臨戦過程も昨年と同様で、その前走も極端な道悪馬場で能力を発揮できず。

結果を残した昨年以上に余力を残しての出走である可能性も高く、ここは昨年以上のパフォーマンスがあっても不思議はないと見立てます。

レーベンスティールは、父がディープインパクト系で、母父が欧州指向の強いトウカイテイオー。

芝1800m以下の重賞勝利実績、東京コース実績があることも強調材料で、アクシデント等がない限りは大崩れも考え難い1頭。

ドウデュースは、今年のメンバーの中では数少ない芝1600mG1レースの勝ち馬。

グランアレグリア、アーモンドアイ、クロノジェネシス、ダノンプレミアム、アエロリット、サングレーザー等々、芝1600mG1レースに好走実績を持つ馬は、往年の天皇賞秋における特注系。

7着に敗れた昨年の当レースは、急遽の乗り替わり(武豊→戸崎圭)で道中の位置取り等々も含めて能力を出し切れず。

人馬ともに仕切り直しの一戦ともなる今年は、主戦武豊騎手のエスコートで大きく巻き返してくる可能性も。