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福島記念(G3) [最終見解]

2024年11月10日(日)
福島11R 福島記念

近年の福島記念は至って簡潔に、父か母父がステイゴールド系orサドラーズウェルズ系のみのデータで事足りる傾向も。

当該血統馬は近7年連続で勝利中。

2017~2020年は、父ステイゴールド系の血統馬が4連勝。

2021~2023年は、父か母父サドラーズウェルズ系血統馬が3年連続で連対。

2019年の勝ち馬クレッシェンドラヴは、父がステイゴールド、母父がサドラーズウェルズという近年の福島記念の黄金配合馬。

尚、ステイゴールド系、サドラーズウェルズ系は、何れも欧州芝中距離G1レースに実績を残す系統。

要するに近年の福島記念は、いわゆる欧州指向のスタミナ、重厚な体力の絶対値がアドバンテージになりやすいレース。

ドクタードリトルは、サドラーズウェルズ系と同じく欧州型ノーザンダンサー系に分類される欧州型ダンチヒ系デクラレーションオブウォーの産駒。

母父キングカメハメハも、欧州型でキングマンボ系の種牡馬。

前走で京都大賞典(京都芝2400m・G2)を使っていることも、近年の福島記念では強調材料。

一昨年10人気1着ユニコーンライオン、2021年6人気2着ヒュミドール、2020年2人気1着バイオスパークは、全馬が前走京都大賞典からの距離短縮ローテ馬。

尚、本馬は、菊花賞、天皇賞春など3000m超G1レースを複数制したマンハッタンカフェと同系統となるサトルチェンジの一族。

重厚な欧州血統馬が走りやすいレースだけに、スタミナ豊富な牝系であることも前進材料。

相手妙味は、スタミナ指向に優れた先行脚質タイプに注目。

特に、近走先行経験のある父か母父サドラーズウェルズ系血統馬は、一昨年10人気1着ユニコーンライオン、2021年5人気1着パンサラッサ、2020年5人気3着テリトーリアル等々、例年期待値の高いパターン。

今年の出走予定馬の中で、このイメージに合致する馬は、エンパイアウエストベラジオソノダラブ辺り。

エンパイアウエストの母父は、サドラーズウェルズ。

ベラジオソノダラブは、サドラーズウェルズ系ロゴタイプの産駒。

どちらもサドラーズウェルズ系特有のスピードを持続させる先行力に優れたタイプで高配当馬券の演出に期待。