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ホープフルS(G1) [最終見解]

2024年12月28日(土)
中山11R ホープフルS

直近のホープフルSは、距離延長ローテ馬が6連勝中。

昨年単勝128.7倍12人気3着のサンライズジパング、一昨年単勝90.6倍14人気1着ドゥラエレーデなども、距離延長ローテで高配当馬券を演出。

また近5年で、当日単勝4番人気以下に立場から馬券に絡んだ7頭中5頭は、父か母父が、ダンチヒ系、ヌレイエフ系、ファルブラヴ、フレンチデピュティ、Kitten’s Joyなど、スピード指向の強いノーザンダンサー系血統馬という共通項も。

レースの質としては、2000m戦ながらもマイル寄りのスピードが問われる方向性で、中でもスピード指向の強いノーザンダンサー系血統を持つ馬が最も走りやすい傾向も。

マスカレードボールは、前走アイビーS(東京芝1800m)1着からの距離延長ローテ。

血統構成は、ドゥラメンテ×ディープインパクト。

前述した一昨年の勝ち馬ドゥラエレーデも、前走東京芝1800m出走のドゥラメンテ産駒。

また2代母ビハインドザマスクは、芝1200mの重賞勝ち馬で、半姉マスクトディーヴァは芝1600m重賞の勝ち馬。

前述の通り、短距離指向のスピードが問われやすいレースだけに、母方が相応の才能に優れた一族であることも今回のレースへ向けては有利。

アスクシュタインは、前走札幌2歳S(札幌芝1800m・G3)7着からの距離延長ローテ。

本馬もドゥラメンテ産駒で、母の父がダンチヒ系を経由する米国型ノーザンダンサー系Bellamy Road。

昨年1着レガレイラ、3着サンライズジパング、一昨年2着トップナイフ、2020年の勝ち馬ダノンザキッドは、全て父か母父がダンチヒ系の血統馬。

ノーザンダンサー系の中でも、ダンチヒの血を持つ馬は特に相性がいい傾向も。

尚、前走の札幌2歳Sは、タフな洋芝に加えて道悪馬場コンディションで、本来の先行力やスピードが活かしきれず。

7馬身差の圧勝劇を披露した2走前のような通常馬場で、持ち前のスピードが活かせる形にさえなれば、十分に巻き返しを期待できる1頭と見立てます。

ジョバンニは、母の父がストームバードを経由するノーザンダンサー系Footstepsinthesand。

当種牡馬は、現役時代にマイルG1の英2000ギニーを完勝したスピード指向の強いノーザンダンサー系種牡馬。

父か母父がスピード指向の強いノーザンダンサー系種牡馬、かつ前走京都2歳S連対馬という意味では、昨年2着のシンエンペラー、一昨年2着トップナイフとも類似性の高いキャラクター。

クロワデュノールは、距離延長ローテで、母の父がダンチヒ系Cape Cross。

前走の東京スポーツ杯2歳S時のパフォーマンスも含めて、人気相応の走りに期待できる1頭。

マジックサンズも、距離延長ローテで、キズナ×キングカメハメハの王道クラシック血統馬。

前走の札幌2歳Sで負かしたアルマヴェローチェは、後に阪神ジュベナイルF(G1)を制覇。

純粋に、競走馬の格という意味においても一枚上の可能性も。