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フェブラリーS(G1) [最終見解]

2025年02月23日(日)
東京11R フェブラリーS

近5年のフェブラリーSは、馬券に絡んだ15頭中14頭が、前走1800m以上の重賞出走馬or近2走以内に上がり順位3番手以内馬。

また過去5年の勝ち馬は、父か母父が米国型種牡馬、もしくはクロフネ、ロードカナロア、アドマイヤマックス等々、芝1200mG1実績種牡馬の括りで全勝。

また上記の血統馬は、当日単勝4番人気以下から馬券に絡んだ9頭も全馬が該当する特注血統。

戦歴的には体力の裏付け、血統的にはスピード指向の強いキャラクターが最も走りやすい傾向も。

コスタノヴァは、前走の根岸S(東京ダ1400m・G3)が、上がり順位2番手の末脚で1着。

前述した取り、近走で上位の上がりを使っていた馬は例年期待値が高いレース。

父ロードカナロアは、世界のスプリント王者としても知られるキングマンボ系種牡馬。

一昨年の勝ち馬レモンポップも、前走根岸Sで上位の上がりを使って勝ち切っていた父キングマンボ系の血統馬というキャラクター。

また、同年の2着馬レッドルゼルは、本馬と同じロードカナロアの産駒。

近年のフェブラリーSは、父か母父キングマンボ系血統馬が4年連続で必ず1頭以上は複勝圏内に好走中というデータも。

これまで東京ダ1600mに限れば3戦無敗と、全く底を見せていない戦歴も含めて、定石通りに勝ち負けを期待できる1頭。

エンペラーワケアも、ロードカナロアの産駒。

東京ダート戦では、武蔵野S、根岸Sの重賞2勝を含む3戦して連対率100%の舞台巧者。

Storm Catの3×3という、短距離指向の強い血統馬であることも今回の競馬へ向けては有利。

メイショウハリオは、前走JBCクラシック(佐賀ダ2000・G1)からの距離短縮ローテ。

その前走は、道中3番手付近の先行策から2着に好走。

近年のフェブラリーSは、距離短縮ローテ馬の中でも、前走道中5番手以内の先行経験馬が走る傾向も顕著。

過去5年の当レースは、馬券に絡んだ15頭中8頭が距離短縮のローテ馬。

またその8頭中5頭は、前走道中5番手以内の先行経験があった馬というデータも。

血統構成は、パイロ×マンハッタンカフェ。

父は往年の東京ダート巧者血統としても知られる米国型エーピーインディ系種牡馬。

フェブラリーSに複数回の好走実績を持つ、かつてのベストウォーリア、インカンテーション、テスタマッタなども、全馬が父エーピーインディ系の血統馬。

母父マンハッタンカフェも、複数頭のフェブラリーS勝ち馬を輩出。

昨年11人気1着と大波乱を演出し、今年も出走を予定するペプチドナイルも、母父マンハッタンカフェの血統馬。

一昨年のフェブラリーSでは、スタートで落馬寸前の大出遅れというアクシデントがありながらも僅差3着に好走したように、その舞台適性に疑いの余地はなく、ゲートさえまともならあっさり勝ち切っても不思議ではない1頭。